4作目
★★★★☆
バイオリンのコンクールに絡んで殺人の予告が来て、片山刑事が警護にあたるというお話です。予告通り連続殺人が起きるのですが、三毛猫ホームズの予知能力(?)によって最後は一件落着。片山は相変わらず不思議と女性にモテます。なんでこんな頼りない奴がという気がしますが、母性本能をくすぐるということなのでしょうか。
シリーズ4作目の本作ではこれまでよりもトリックが多彩になったような印象を受けました。作者は「自分に本格推理は書けない」ということでライト・ミステリを書いているのだそうですが、これなら十分本格も書けそうな気がしました。