世の中には数学的頭を持ち合わせていなかったために文系といわれる道に進んだ人間がどれほどいるであろうか?かくいう自分もその一人で加減乗除ですら苦痛であり微分積分代数幾何なんぞはとても理解できる代物ではなかった。学校生活を終えた時にもう数学とつきあわなくて済むのだと思っていた。しかにここに我等がアジモフ博士の登場である。
本書には数学のエッセイが7つものっている。それを自分は読むことが出来たのだ。この様なことはまさにアジモフ博士にしかなせないわざである。算数嫌いな人間にすらエッセイとして数学を読ませてしまう驚愕の科学エッセイ集第8弾!