インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

SILVER DIAMOND(20) (冬水社・いち*ラキコミックス) (いち・ラキ・コミックス)

価格: ¥590
カテゴリ: コミック
ブランド: 冬水社
Amazon.co.jpで確認
成重と羅貫の再会はいつ? ★★★★★
 滅びかけた世界を破壊して新しい世界を創造しようとする皇子&金隷、それを阻もうと、枯れ滅びていく世界に緑を再生しようとする羅貫・千艸・成重・灯二たちの争いで始まったsilver diamond、18巻から星示御言の正体がわかったことで、話は新たな展開へ進みます。
 皇子&金隷は、己の意志がすべて星示御言に操られていたことに気付き、星示御言の意図する未来を壊そうと動き出します。千艸は星示御言の操りの糸を断ち切り、羅貫とともに、世界の操りの糸の源である宮処の月の破壊を目指します。そんな中、成重が母親(重雪)に「拉致」され、皇子の血を飲まされ、操り人形にされてしまいます。子供が犠牲になろうと生け贄になろうと、自分さえ安泰ならばいくらでも身内を見捨てる重雪には、さっさと己の愚かさで自滅してほしいです。
 杉浦先生、早く成重を羅漢と再会させて、絶望から救ってください。皇子も羅貫も、星示御言の支配の粉砕という同じ目的を持っているのだから、そのことにお互いが気付くシーンを待ってます。
 シリアスなストーリーながら、所々に挿入される、料理に萌える羅貫、羅貫に萌える千艸、衣装物色に萌える成重、灯二に間違っているけどどこか正しい(?)知識を教える虹(しゃべる蛇)、ほんわかしたシーンがマジメにやっているだけに笑えて、シリアスが上手く中和されて、読んでいてほっとするストーリーです。20巻ともなれば、冗長なところがでやすいものですがそれもなく、どの巻でも楽しく読めます。今一番気になるのは、皇子の所にいるサノメと、羅貫の父親です。すでに登場しているキャラクターだとしたら、いったい誰だろう?
切れない繋がり ★★★★★
全てが星示御言の「予言」どおりになるような流れの中、
世界を救おうとする羅貫たちは宮処をめざし、
永遠の命のたねの樹の近くまで迫る。

一方、妖芽の皇子は成重を自らの人形としながらも、
金隷しか信用せずに、すべての力を破壊へと向ける。

羅貫も妖芽の皇子も、「操りの糸」を断とうとして
同じものを相手に闘っているのだということがよくわかる。

進化した千艸の目や妖芽の血の力が、
今後の羅貫たちにとって大きな助けになるだろう。
羅貫との「切れない繋がり」ができた時に、
それを見て千艸が、一体何に気づいたのかが気になる。

おそらくはクライマックスが近い緊迫した展開の中、
巻末に書かれた「枕投げ大会」は、
作者の息抜きが読者を和ませる番外編となっており、微笑ましい。

羅貫と千艸の切れない繋がりとともに、
今後の行く末が、次巻の発売が、待ち遠しい一冊である。