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SILVER DIAMOND(21) (冬水社・いち*ラキコミックス) (いち・ラキ・コミックス)

価格: ¥590
カテゴリ: コミック
ブランド: 冬水社
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ラストスパートです ★★★★★
 世界を壊そうとする皇子と、世界に緑をよみがえらそうとする羅貫との戦いの21巻目です。

 羅貫たちが宮処にたどり着くのにあわせたかのように嵐が都を襲います。この嵐は、星示御言の手によるものではなく、星示御言の姿を写す媒体である光る砂は、嵐に流され、星示御言の姿は消え、とことん身勝手。

 皇子に操られる成重と、成重をとおして操られる皇子・金隷派に阻まれて、決着がつくのはもう少し先かな?

 皇子が妖芽の血を全開に放出したため、皇子の石の人形をかつて食べたクロが暴走しますが、白琵が血の主の名でクロを鎮め、羅貫の警備隊からほめられているのか、からかわれているのか、和むシーンもしっかり入っています。

 皇子のそばにいる沙芽と羅貫のお母さんとの関係、千艸が視た羅貫の回路(DNAのようなもの)を「同じ」という千艸、千艸と羅貫の本当の関係、これまで明らかにされてこなかった事柄をどう消化していくかが楽しみです。
宮処に着いた羅貫たち ★★★★★
命全てを賭けて世界を破壊し尽くそうという、妖芽の皇子の「命令」。
世界を終わらせないために、それに立ち向かう千艸の血と羅貫の「全力」。
ついに宮処に到達した羅貫たち。そして金弦の着物を着た成重との再会…!!
クライマックスが近づき、相変わらず次巻が待ち遠しい内容である。

星示御言に関する謎は、深まるばかりだ。
「嵐を起こす力」もしくは「予言の力」が本当にあるのか?
本当に「本当の神様」のような存在なのか?
いつもとは異なる映像の消え方は、何を意味しているのか?
もちろん「よくわからない奴」のことは「そんなに重要じゃない」
…のかもしれないが。

また気になったのは、宮処で「沙芽さま」が木々を育てたときに、
一瞬だけ見せた、成重の表情。
何らかの記憶、何らかの想いがそうさせたのだろうか。

別の意味で気になったのは、「くっついてな(体力回復)」「うん」の後の、
「…くっついてて」「ああ」の二人。
この場に成重がいないことを差し引いても、そうしていることがもはや自然である。

最後に、忘れてはいけない名場面は、
かつて人形のほかに友達がいなかった例の「裏切者」が、
ついに羅貫たちを「仲間」と呼んだ場面だ。
その後の沙芽の警備隊の面々の「褒め方」も、かなり微笑ましい。
シリアスな展開の中にも、コミカルなシーンは健在である。

本巻の番外編を読んで、ざくろがあの「娘」に、
「いつ」「どのように」混ざったのかが気になり、
思わず既刊をひっくり返して読みふけってしまった(笑)。
記憶にない方は、ぜひ第7巻を参照してほしい。