妖怪仲間と気楽に過ごしていた鬼太郎のもとに、小学生の健太から手紙が届く。最近、不気味な妖怪たちが現れ、近所の人々を恐怖に陥れているというのだ。どうやらこの一件は、解体工事が進められている稲荷神社に関係があると察知した鬼太郎。そして同時に妖怪の怨念が宿った“妖怪石”も何者かに盗まれた。その妖怪石を健太が手に入れたことから、人間界の支配を企む空狐の一味に狙われることに! 鬼太郎は健太を救うことができるのか!?
漫画家・水木しげるが生んだ「ゲゲゲの鬼太郎」が実写化。鬼太郎をウェンツ瑛士、ねずみ男を大泉洋、ねこ娘を田中麗奈、砂かけババアを室井滋が演じ、にぎやかで楽しい実写『ゲゲゲの鬼太郎』になった。アニメで一世を風靡した同作だが、あの有名なテーマソングが流れるオープニングにワクワク、次々と現れる妖怪クリーチャーも愛嬌タップリ。CGを駆使して作られた映像も“鬼太郎ワールド”にかかれば、どこかホノボノ。役者陣ではベテランが大活躍。大泉洋、室井滋、西田敏行などの喜々とした怪演が、この映画の核。彼らが脇でしっかりとウェンツら若手を好サポートし、映画を盛り上げている。ほか井上真央、YOU、小雪などが共演。(斎藤 香)
井上真央=ジージャー&大泉洋=パトリック・タン
★★★★★
この映画で、井上真央ちゃんと大泉洋さんが共演していますが、タイで2009年8月12日、劇場公開された映画「レイジング・フェニックス(Raging Phoenix)」でも、井上真央似のジージャー(ヤーニン・ウィサミタナン)と大泉洋似のパトリック・タン(ベトナム&フランスのハーフ)が共演しています。
因みに、ジージャーは映画「チョコレート・ファイター」、パトリック・タンは「ダニー・ザ・ドッグ」に出ています。
ウエンツ瑛士さんのゲゲゲの鬼太郎、映画を観るまでは、違和感があったのですが、映画を観終わったら、いつのまにか違和感が消えてました。
これは、たぶん、映画として充分、楽しめたからかもしれません。
だから、先入観を無くして、観て下さいね。
ゲゲゲのウエンツ
★★★★★
「外人顔のウエンツが鬼太郎?」
疑いながら見ましたが、ウエンツは完璧な鬼太郎でした。
脚本が出来たときに「この鬼太郎はウエンツしかいない!」と思ったのか、はたまた、ウエンツを意識して脚本を書いたのか。
とにかく、この映画の鬼太郎役はウエンツしか出来ない。
何となくやる気のなさそうなところとか、強気で言えないところとか、可愛い女の子のために頑張るところとか、恋は成就しないところとか。
ウエンツをイメージさせる内容がチラホラ。
ハマリ役の人はたくさんいましたが、ダントツはねずみ男役の「大泉洋」でしょう。
彼には、大いに笑わせていただきました。
アクションあり、笑いあり、涙ありのストーリーでしたが、笑いの部分は、ほとんど大泉洋ちゃんが持って行ってましたね。
これはこれでありなんじゃないか
★★★★☆
ウエンツ君の鬼太郎役に違和感がという声が公開当時結構聴かれましたが、私はそれほど気にはならず、むしろこれはこれでありなんじゃないか、と思いました。
ねずみ男の大泉洋、子泣き爺の間寛平など脇を固める俳優陣も十二分に個性を発揮しており、楽しんで見られます。
完全なハッピーエンドに終わらないところも妖怪映画らしくて好きです。
特撮も頑張っているし、久々に邦画の佳作といえる作品だと思いました。
目玉親爺の声が全シリーズ共通して田の中勇さんというのもお洒落です。
妖怪の話だけど、何かちょっとホロッと来て元気が出る
★★★★☆
アニメで有名なゲゲゲの鬼太郎の実写版
ウエンツ瑛士が鬼太郎、ヒロインの人間の女の子を井上真央が演じる。
幼くして両親を失ってしまう井上真央とその弟。
しかし鬼太郎の出生の秘密。生まれる前に両親を亡くした鬼太郎。
妖怪とは言え、そんな悲しく辛い過去を持ちながら、逞しく明るく懸命に生きる鬼太郎や妖怪達を見ると
何か自然と勇気と元気が沸いてくる。
人間だって妖怪に負けちゃ居られない。もうちょっと頑張ってみようと。
井上真央とその弟が黄泉の国で父親と再会する場面。
親代わりで弟の面倒を見る気丈だった井上真央が初めて父親に甘える姿には
目頭が熱くなる。
それにいずれ死に別れる人間と妖怪の恋の切なさも
妖怪だからこそのシリアスな部分を上手く引き出している。
日本の蒼々たる俳優陣の演技も映画に深みを増す一員となっている。
そこここに織り込まれたギャグもツッコミどころ満載で笑いを誘う。
鬼太郎が毛針を打った直後どうなるか??
天使の様な天狐(小雪)が欲した物は?
良く知られたアニメ ゲゲゲの鬼太郎とはちょっと変わった
シリアスなストーリーの実写版ゲゲゲの鬼太郎は予想を裏切って、一見の価値あり。
次回作も期待!
★★★★★
鬼太郎はもともと原作、アニメの大ファンですが、今回の実写化でのキャスティングが僕個人としてはとても嬉しいものでした。
もともとウエンツさん、大泉さん、田中さんのファンでもあった僕にとって、かなり奇跡的な配役です!皆さん書かれてるように特に大泉さんのねずみ男はハマりすぎです(笑)
ストーリーもオリジナルながら原作の内容が所々入っていて、ニヤリとするシーンがあったのもよかったと思います。
2008年夏に実写版第二弾が公開予定されているらしいので、今からとても楽しみです。
個人的には次回作で西洋妖怪との戦いが見たいですね(ベアードとかCGで!)。