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詩を書く―なぜ私は詩をつくるか (詩の森文庫)

価格: ¥1,029
カテゴリ: 新書
ブランド: 思潮社
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新しいまま古典になる理由 ★★★★★
「詩を書く」「詩を読む」「詩を考える」。。。世界でたった一人、詩を書くだけで生活している男、谷川俊太郎のほとんど自伝的な三部作。


 どの項を読んでも呆れるほどモダンだ。「コンピュータで辞書をスキャン」なんて一節が現れて、「ああ、これは比較的に最近の。。。」と読み終えて執筆年を見れば1973年である。やれやれ、この人の禿げ頭がどれほどに未来を照らしていたことかと。


 何よりも重要なのは、この国では詩人が職業にならないという積年の事実が変わらないことである。「素人詩人は幾らでもいるが」「社会的な関わりを持ち」「商品として送り出すことができない」と吐露される身上。絵画、ポップアート、写真、映像、音楽がアート「芸」として売れるのに詩が売れないのは社会の問題ではなく詩人の在り方の問題なのだと解いてくる。


 この三部作は、少なくとも言葉を生業にする者はすべからく読んだほうがいい。賛同する否定するに関わらず、自らを世に送り出すに正すべき自らの姿勢を審らかにしてくれる。
詩とは、言語とは、人間とは、僕たちは何者? ★★★☆☆
ホトンドが、谷川俊太郎さんの随筆です。長い・短いとりまぜ、多くの随筆からなります。最後に少々、おまけで、解説があります。
内容は、筆者が詩をどのような手法で書くのか、詩とは何か、なぜ詩を書くのか、言語とは何か?現代の言語の状況、言語と人の関係は?どのような考えで作品を作ってきたか、などです。詩の紹介は少なめです。

言語と人間の関係から、「僕たちは何者」「あなたは、誰?」と、考えさせられる本でした。あと、「現代詩人」の生活を垣間見ることができます。