原作と比べるとやはり劣りますが
★★☆☆☆
どちらかと言うと“深田恭子さんの初主演映画”と言うアイドル映画的なスタンスの作品ですが、原作の『死者の学園祭』と比べると酷ですが…シナリオを比較しなければこの作品はそこそこの出来です。原作ファンとしてはストーリーも仕方のない事ですが当時高校生であった深田さんの演技力の拙さはやはり感じ、内容も原作と比較すると何処か未消化な感じを受けますが…ある程度妥協して見る事が出来れば未消化ながらもそこそこな作品ですね。この映画の見所は個人的には深田恭子さんの初々しい演技やこの世代の持つ爽やかさよりも、加藤雅也さんの演技ですね。普段弁護士系の役柄を演じられる加藤さんとしては、高校教師と身近な感じで良かったなと思います。
さわやかさ
★★★★☆
この映画は,赤川次郎原作の死者の学園祭を映画化したものです。深田恭子は,初主演だったが高校生らしいさわやかな演技をしている。私は,深田恭子の演技力はすばらしいと思う。何を演じてもキャラクターの代わらない役者よりは,演じる役に応じてキャラクターが変化している彼女は魅力的だと思います。映画終盤の父への伝言や教師への愛など心に伝わるものもあり,だまされたと思って見てください!
The Very Nonsense...
★☆☆☆☆
カトリック系名門校手塚学園の学園祭で上演予定の劇『青い瞳の天使』の台本を手掛けた山崎由子(黒澤優)の謎めいた自殺を契機に友人たちを次々に殺されていった演劇部部長の結城真知子(深田恭子)が事件の真相解明を目指す姿を描いた作品です。所謂アイドル映画として製作された作品なので始終感情的浅はかさから脱することの無い深田恭子の演技力の弱さを直接責めるのは酷なのかもしれませんが、其の欠点を補うものを何一つ持っていない本作は余りにも酷い駄作だと言わざるを得ません。原作が1977年作なのでモダンな味付けとして入れたらしいPCの幼稚な使用法等問題点を多数持つ本作ですが、其の致命的欠点の1つとしてアマチュア探偵真知子の捜査方法が不自然・不条理極まりなく、例え好意的に解釈してみても!其の異常な方法で犯人像が絞り込めるわけが無いという点が挙げられます。