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ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD]

価格: ¥6,090
カテゴリ: DVD
ブランド: 松竹ホームビデオ
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   ビョーク扮するセルマは、チェコからの移民。プレス工場で働き、唯一の楽しみはミュージカルという空想の世界を創りあげること。遺伝性疾患のため衰えていく視力と闘いながら、同じ病に侵された息子の手術費用を稼ぐため身を粉にして働く毎日。そのセルマにあまりに残酷な運命が待ち受けていた…。
 「非の打ちどころのないすばらしい音楽の美と、不完全で醜悪な現実が並列して描かれている。同時に演奏する2つのオーケストラのように」と同名の書で評されているように、これほど観る人のあらゆる感情を暴力的なまでに呼び覚ますミュージカルはほかにない。ラース・フォン・トリアー監督が「ビョークはセルマであり、セルマはビョークだった」と述べたように、ビョークはセルマを演じるというよりも、セルマに心を宿したビョーク自身がメッセージを投げかけているようにみえる。
   洗練されすぎたカメラワークを嫌う監督が、100台のカメラを駆使して撮りあげたトリアーワールドは絶対に見逃せない。本作は2000年カンヌ映画祭でパルムドールに輝いた。(野澤敦子)
なんだかなあ ★★★☆☆
それぞれの物事に対する捉え方により、見終わったあとの後味が大きく別れそうなところ。

セルマのどこか不器用なところは、モヤモヤとする。また、秘密を守り続ける姿勢には、(周りの声は届いているけれど「それはいいの!」)みたいな自分の気持ちに率直に行動するセルマには、なんて声をかけてあげたらいいのかわからなくなる。
歪んだものを正しくしようと周囲が救いの手を差し伸べるが命までは届かない。しかし、その中でセルマが活力を見せる。
陽気なミュージカルと対照的な絶望的現実 ★★★☆☆
アメリカの小さな町。チェコからの移民セルマは
やがて失明する病に冒されていました。
その病は1人息子にも遺伝していますが
彼女は息子を失明から救うため、手術費用を貯めていました。

そんな彼女に、ついに失明の時期が訪れます。
同時にさらなる悲劇が彼女を襲いました。

あまりに過酷な現実と、その合間に挿入される陽気なミュージカル。
その対比が際立っています。ラストは衝撃です。
何の非もない彼女が、なぜあんな最期を遂げなければいけないのか。
その疑問への答えが見つかりませんが
それがこの映画のメッセージなのかもしれません。

正直、どんな方におすすめなのかよく分かりませんが
少なくとも絶望的な現実を見たくない方にはおすすめしません。
歌声だけで価値がある ★★★★☆
この映画はビョークだからできたといっても過言ではない。
彼女の世界観が映画とマッチしていて映像と重なりあった時、詩の雰囲気や彼女の魅力がグッと上がる。

内容はなんともやるせなくて形容し難いものだけれど、それでも少しだけ、彼女のように生きられたら。なんて思わされるから不思議。


それがこの映画の、ビョークの不思議な魅力なんだと思う。

彼女の声は非常に美しい。
不器用だけど素晴らしい母親の姿を見ました。 ★★★★☆
鬱映画だというのはネット上のレビューを軽く読んでいたので知っていました。

終始鬱な展開で、悲しいというよりは、やるせなさ、どうしようもなさでいっぱいになりました。
ビルとの秘密を頑なに守り続けるセルマの馬鹿さにも腹が立ったり。

しかし、最後にキャシーがセルマにメガネを渡すシーン。
あれで全て救われました。
セルマはあれで自分の役割を果たせたのだから。
バッドエンドの中にハッピーエンドが入り混じっている感じでしょうか。
だから皆さんが言われるほどの後味の悪さはありませんでした。

セルマは馬鹿で糞真面目で不器用な面もあったけど
あれほどまでに息子のために人生を捧げられる親に自分もなりたいと思いました。
落ち込むより怖くなる ★★★★☆
鬱になる映画を見たいと思い借りた作品。主人公にイライラすると聞いていたけど、 個人的には金を奪っておきながら自分を殺せと無茶な要求をしてくる友人の方が鬱陶しかった。


確かに裁判で自分に不利な発言ばかりしてしまう主人公にはモヤモヤしたけど、それ以上に演じるビョークの表情や歌声が魅力的だ。


工場で目の見えない主人公がいつトラブルを起こすかと思うと、楽しげなミュージカルも怖いシーンに見えてくる。そしてあのラスト。見終わってしばらくした方がじわじわ暗い気持ちが襲ってくる。


引き込まれる作品だが、好きにはなれないという評価で☆4