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ドッグヴィル プレミアム・エディション [DVD]

価格: ¥4,935
カテゴリ: DVD
ブランド: ジェネオン エンタテインメント
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 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』などのデンマークの異才、ラース・フォン・トリアー監督による衝撃作にして問題作。アメリカ・ロッキー山脈の村に、ひとりの女グレースがギャングに追われて逃げ込んでくる。初めは彼女をいぶかしむ村人たちだが、2週間で村人全員に気に入られることを条件に村に留まることを承認。献身的な肉体労働をこなすグレースだが、警察に手配されていることが発覚し、事態は急転する。
   だだっ広い倉庫のような空間に、いくつかの家具を除いては、すべての家や道、犬までが床に白線で描かれているだけ。簡略化した舞台セットのような背景で、グレース役ニコール・キッドマンら俳優たちのハイテンションな演技が続く。足に重りを付けられ、レイプもされるグレースの横で、日常の作業をする村人などシュールな構図が次々と登場。各キャラの欺瞞のドラマが、恐怖とサスペンスを静かに高める。そして、およそ3時間の長尺の末に訪れるのは、すべての常識を覆すような驚愕の幕切れ。いい意味でも、悪い意味でも、めまいがするような映像体験だ。(斉藤博昭)
奇才ラース・ファン・トリアー監督による、おぞましい醜悪作 ★☆☆☆☆
★『ヨーロッパ』や『奇跡の海』等の異色作を手掛け、国際的な脚光を浴びた、デンマーク出身の奇才ラース・フォン・トリアー監督作品。孤立した村「ドッグウィル」を舞台に、ギャングに追われ、この村の住人に助けを懇願してきた一人の美しい女性グレース(ニコール・キッドマン)が奇妙&不条理な出来事に巻き込まれていく様子を晦渋的なスタイルで描いた作品だが、純粋?な普通の映画ファンに言わせれば、苦痛と拷問に近い、無限地獄のような内容。それも177分に及ぶ長丁場。閉鎖的な雰囲気の中で展開される人間の異常心理をラース・フォン・トリアー監督が、ねちっこく追求しょうとしたのは何となくわかる気がするが、単に複雑な話を意味不明に延々と見せているだけに等しい。床に家や道を表す線が引かれただけのセットで全編撮影された殺風景な描写も新鮮というよりも時代錯誤な感じがして逆に古めかしい。配役は実に堂々たるものだが、登場人物が多すぎてややこしく、交通整理が行き届いていない。映画に限らず、こういうわけのわからない難解なモノに対して芸術的だの背徳の美学とかどうのこうのともっともらしい解釈をつける、評論家気取りの輩がいるが、私は素直に全面降伏&降参。食欲不振になる、混乱気味の、えげつない愚劣な醜悪作である…★。
別に不快な映画ではありません。 ★★★★★
エグイ映画なのかと忌避していたのですが、寓話風に作ってある上に散々な目に遭うヒロインが超然たる非現実性を帯びているので距離を置いて観ることが出来ます。しかも可憐で美しいニコール・キッドマン嬢の姿といい、何気に錚々たる俳優陣を揃えているあたりといい、アート映画のようでいてエンターテインメント要素もあります。ドッグビルの住人は人類ですね。殉教者であるニコール嬢はキリスト的な人物です。キッドマン嬢の父親は「父なる神」かもしれない。人類はこのように裁かれるであろう、と監督さんは言っているんでしょう。しかもどの映画でも絶対に子供だけは赦免するスピルバーグ監督のような甘ったるさはありません。子供だろうといくらでもずるくて意地悪ですし、十年も経てばすっかりロクでもない人類の仲間入りをするんですから。加えてこの監督さんには自分もまた裁かれる人間なんだという自覚があります。ですから、自分を「訳知り顔の自覚者、しかし偽善的で無力な観察者」たる似非インテリのトムとして想定したのではなかろうか。最後に犬だけは許されるあたりとか、分かる分かる、という気分になりました。自分自身もまたドッグビルの住人だろうと感じましたが、妄想的に立場を選べるならばギャングの子分になりたいです(←おい)。ちなみにどこが「反米映画」なのかは最後まで謎でした。この監督さんは人間そのものがイヤなんであってアメリカ人云々なんて狭い領域の嫌悪ではないですね。
救われない動物 ★★★☆☆
※注

この映画、見終わった直後は非常に気分が悪くなります。そして通常は3日くらいその余韻が残ります。
胸糞の悪さでいえば、ダンサーインザダークを超えます。

以下、胸糞が悪くなる原因達☆

・この作品のテーマが「人間を本能」そのものだから

・トムがヘタレ過ぎるから

・作品のラストが纏めた風になっているだけで、何も纏まっていないから

この作品には非常に気持ちの悪い描写がいくつもありますが、その気持ち悪さの本質は自分の欲望の部分を掘り起こされているような気分になるから
ではないかと思う。
その意味でトムは異分子の存在であり、はじめは彼を肯定的に見ていたが次第にこいつ何がしたいんだ?と思わずにはいられない。
そしてこの作品のラスト、まったく纏まっていないのに纏まった風に終わっている。
3部作らしいので、第1部で纏まらなくてもいいのかもしれないが、それなら問題定義だけで終わってほしかった。
それでも最後はなんとなくスカッとした気持ちにはなります。
救いようの無い村人を被害者と捉える見解はまったく芽生えず、これでよし!!とさえ思ってしまいました。
この人たちを俯瞰で見れてるからでしょうね。

胸糞の悪さで☆3つですが、作品の純粋な評価としては4つあっても良いと思います。
奇抜な作品 ★★★★★
本編が177分と、鑑賞前は飽きないかと心配していたがそれどころではない違う感情が芽生えた。
最初は白線で引かれたただのスタジオのような場所で何をしているのかと思ったが、
30分も経つとそれが気にならなくなり、本当に町のように思えてくる。
内容に慣れてきて主人公グレースが馴染みだしてきたと思った束の間、町の人の態度が豹変し、グレースに
心理的、肉体的のダメージを与えた所はゾッとした。他の方と同じようにesという映画に似てると思った。
エンディングもまた奇抜だった。
鑑賞後、妙な気分になった。
が、これから何度か観たいと思った。
ずっこけ ★☆☆☆☆
3時間近くも観せられて、結論は中学生並。物を作る人間なら真っ先に「しょうもないな」と排除すべき レベルの「言いたい事」だと思います。
セットは観る価値あり。ドグマが守りたかったものが、セットの豪華さではなく、そこに住んでいる(設定の)人間達だという事が、視覚的に表されていて良かったです。
トリアーはドグマの中にあって、一番ドグマを上手く生かせない監督だとの思いを新たにしましたよ。
まずはレンタルで!