日本語っておもしろい! 音の楽しさにわくわくさせられます。
★★★★☆
そらいろ幼稚園の四人組がいつものように「へんてこもり」へ入っていくと、「まるぼ」がとても困っています。「ぼさこう」と「うるりんぞ」が、「なまえもん」にのみこまれたというのです。もりの「としょかん」で働いているなまえもんにのみこまれると、名前と特徴が書かれたページにされて、そこから出てこられなくなる。そこで、みんなは、おなかいっぱいでいねむりしている、なまえもんを襲うことにしたのですが…… 。
筋はのんびりしたものですが、出てくる音が面白い!「ケゲエーッ… ゲボッホ!」は、なまえもんがのみこんだぼさこうや、本好きな「ホンリエーヌ」ちゃんを吐き出した時の音。ほかにも「ゲゲーッ… ゲロリック… ケゲロリック…!」、「ゴブリ、ゴブリ」、「ゲゲヒホッ、ゲゲヒホッ」、「ゲロン!」なんて音も。ガ行の音は聞き苦しいと言われていますが、へんてこな動物がゲーゲーやっているのを見ると、ただただおかしくなってしまう!
言葉っておもしろい! 言葉って不思議! 小さい子どもたちと、元気に声をそろえて読みたい本です。
へんてこで面白い冒険
★★★★★
そらいろ幼稚園の4人が、へんてこもりでへんてこなことに出会うお話です。一飲みしたものの名前をノートに記す「なまえもん」に食べられた仲間を、森で出会った「まるぼ」と一緒に助け出します。出てくる名前は全部へんてこ。それが面白くてたまりません。
今まで聞いたことがない名前に子どもはわくわくしていました。森で出会った仲間の風貌は夢の中でも出会いそうにない変わったものです。ストーリーはシンプルですが、お話を盛り上げる小さな仕掛けや場面ごとのエピソードに心躍ります。たかどのほうこさんの絵は、色鮮やかで可愛らしいです。
文字は全部ひらがなで、カタカナにもふりがながついています。ひらがなが読めるお子さんであれば、きっと楽しめるでしょう。私も子どもも大好きな本です。
何がおかしいって、とにかくおかしいの
★★★★★
この本を読み始めると、子供の目がきらきらしてきます。
もう、おもしろくてたまらない。さあ、わらってやるぞ!って顔なんです。
なにがそんなにおもしろいのか。
わからないけどおもしろいのです。
作者の頭にはほんとに何が詰まっているのか。
しりたいくらい。