よかったです!
★★★★★
初めてアニメを見た時は、「こんなのベルばらじゃない!」と、原作との違いに怒りがありました。まだ、ガキで 愛のこともよくわからなかったし。
最近、テレビの再放送を何気なく見かけてから、はまりまくりです。原作とくらべなければ、ストーリ性がきちんとしているし、BGMもよくあっています。
大人の愛の物語ですね。
原作をもう一度読み直したり、最初には気づかないところもたくさん発見できて、よかったです。
原作を知らない他国では、評価が高いそうですが、それもうなずけます。
ただ、アンドレの「千の誓がほしいか..」というセリフや二人が亡くなる時の状況は、個人的には原作に近い方が良かったかな..
迷ったけど、買ってよかったです。
買ってよかった♪
★★★★★
10年以上前にテレビ再放送を録画して何度も見ていました。久しぶりに見たくなってレンタルで探すとビデオしかなく、見れませんでした。もうビデオデッキなんて処分して持っていないのです。今までに発売したボックスDVDは限定生産だったようで完売してるし、高額だったし、今回のメモリアルDVDは本当に嬉しかった。久しぶりにオープニングの「草むらに〜♪」を聴いて感激し、一日10話であっという間に全話を見てしまった。ディスク8枚と簡単なキャラクター紹介の紙があるだけのシンプルな品ですが、なつかしいアニメを全話みたい方にはお買い得でオススメです。ベルばらは何度みても、読んでも、面白いと思う作品です。30年前のアニメなので、宝塚の再演のように現在の最新アニメ技術でもう一度アニメ化してほしいと思いました。
青いレモンがもたらしたもの
★★★★☆
アニメ化とは、原作マンガを単に動画化することではない、と気づかされました。
(多分、アニメファンからすると常識のことなのでしょうが)
前半と後半の作風の違いは、アニメに詳しくない私の目にも明らかでした。
ところで、アニメ化が単に原作を動画化したものではないとわかっても、
オスカルとアンドレの愛が、そして最期が、原作と明らかに違うのはどうかな〜と思います。
とはいうものの、原作云々を抜きにし、純粋にアニメ作品として見るならばこれは面白い!。
本当に掛け値なし!!
ただメッセージ性、つまりは鑑賞者の人生観を変えてしまうほどのインパクトは無いかな〜と。
オスカルとアンドレの愛と死が原作と違ったものになってしまったのは、
やっぱりアンドレの「青いレモン事件」の発端と顛末が大きいと思います。
強姦未遂(身も蓋もない表現ですが)が何故起きてしまったのか、何がアンドレを刺激してしまったのか。
そして事件後の、オスカルのアンドレに対する態度…原作とアニメ版とではまるっきり違います。
正反対といってもいいです。
「もしも、オスカルがぎりぎりまでアンドレの愛を拒絶したらどうなるか?」
という実験的作品かと思えなくもないほど、エンディングの歌詞が切なく聞こえるほど、
なかなか報われないアニメのアンドレ!
やっぱり「昭和54年度文化庁こども向けテレビ用優秀映画」に選定されてしまったことにより、
強姦未遂はマズイ、未遂犯を簡単に許すわけにはいかない、となってしまったのでしょうか?
よい子の今後のために…って、恋愛を扱うには無粋なお墨付き!!
それとも、絶大なる支持を得ていた原作マンガに対するアニメ界の挑戦!?
いずれにしても、1枚5話、途中で止められないほど、続けて次のディスクに手が伸びてしまうほど、面白いです。
比較的安価で全40話鑑賞できることを素直に喜びたいと思います。
付加価値ゼロの「メモリアルボックス」
★☆☆☆☆
本日(10/27)本商品が届きました。
商品内容について簡単にレビューします。
1.DVDディスク収納ケースは表紙と裏表紙はボール紙で中身は透明なプラスチック製です。書籍のように透明なプラスチックの頁をめくってDVDディスクを取り出す形式です。
省スペースになっていることは認めますが、「メモリアルボックス」なんだからもう少し何というか「一生の宝物!」と思える工夫が欲しかったです。
表紙に作画監督のおひとりである姫野美智氏の挿絵があるのが救いです。
2.DVDディスクのレーベルには白地に1輪のバラが描かれ、各DVDディスクによってバラの色が変わっているだけで、本質的デザインは最初のデザインの流用です。
3.本編内容の画質、音質は可もなく不可もなく、といったところです。
4.映像特典は一切付属していません。
5.ブックレットは4頁のペラペラの小冊子です。
6.ブックレットの詳細な内容は以下の通り。
・1頁目。全体を通した総論が書かれています。文字数約650文字。400字詰原稿用紙でおおよそ1枚半です。たったそれだけの文字数で「ベルばら」を語り尽くすことなど到底不可能です。…で、実際不可能でした。
おまけにこの「総論」には誰がこの文章を書いたのかが明記されていません。「文責」って言葉を知らないのでしょうか。
姫野美智氏による挿絵が入っていますが、エンディングの挿絵の流用です。
・2〜3頁目。見開きでキャラクターの顔写真と簡単な紹介文がついてます。
オスカル、マリー・アントワネット、アンドレ、フェルゼンの4人は大コマで、紹介文は平均約85文字、「その他大勢」はコマも小さく、紹介文は平均約40文字、と短歌並みのぞんざいな扱いです。
私の1番好きなジャンヌ・バロアの紹介文が「首飾り事件を起こして宮廷を揺るがした世紀の悪女。ロザリーとは姉妹として育った」だけなんてありえません。初対面の人間の心を鷲掴みにする彼女の魔性の魅力が全然伝わってきません。
・4頁目。フランス革命史と、「ベルばら」の歴史を組み合わせた年表が書かれています。…こんな年表を見て喜ぶ人なんて居るんでしょうか。
7.他の付属品は「ベルばら」のロゴとバラが1輪描かれた外箱とチラシとポイント券だけです。「ないも同然」と断言します。
全体的な感想は、「典型的なやっつけ仕事の極み。「ベルばら」DVD化スタッフ、本当にやる気があるのだろうか?」の一言に尽きます。
特典映像も付けず、ブックレットには各話解説もなく、関係者のインタビューもなく、「ベルばら」には一家言ある著名人の寄稿もありません。
本当にただ「ベルばら」を通して見れればそれで満足な方にしかオススメできません。
こんな仕様と知っていたら、ツタヤでレンタルして全話視聴した方が家計にも優しいってもんでしょう。
わざわざ自腹を切って本商品を注文される方は、付加価値に期待するところ大なのではないでしょうか?
星の数は本商品の仕様についてのみ、と御理解願えれば幸いです。
作風の変貌をどう評価するか?
★★★★☆
BD発売前にもうひと稼ぎだな、とは思う。だが全40話・8枚組ディスクでこの価格なら迷わず買い。
原作を意識した前半は、「りりしくてカッコいいオスカル」が楽しめる。しかし長浜忠夫が降板し、出崎統にバトンタッチした中期からは、4人の男女の愛の苦しみなど等身大の人間ドラマになっていく。そして後期、ラサールや頬傷男などオリジナルキャラが数多く登場。衛兵隊兵士たちとの交流・寡黙なオスカル、鳥瞰的視点や独自の展開などが、原作ファンには評価の分かれるところ。ちなみに原作者の池田理代子先生は、「おにいさまへ…」のアニメ化の際に出崎氏をご指名したそうだから、それなりにアニメ版を評価していた模様だ。
とにかく監督交代による作風の変貌を、手ごろな価格で一挙に堪能できるまたとないチャンスだ。あなたはどう評価するだろうか?