確かにメイキングブックです
★★★☆☆
前半(3分の2程度の分量)では、この作品が作り上げられていく過程が、インタビューや製作中のスケッチ、撮影風景の写真、ストーリーボード等を交え、詳細に語られています。
後半(3分の1程度)はフォトストーリーとなっており、写真+物語の簡単な説明に、ストーリーボードもいくつか掲載されています。ストーリボードはたぶん撮影用の絵コンテみたいな役割なのでしょうか?掲載はわずかですが、作家ごとに少しづつ違う絵柄でかかれたボードは、コママンガかイラストのようで、個人的には楽しめました。ラフ絵的なものなので、もちろんあまり興味のない方もあるとは思います。
特筆すべきはフォトストーリ−中に、映画内のすべての歌詞が対訳つきで収録されていることです。歌詞を詳しく知りたい方には非常にお役に立ちます。
全体としては、ファンブック的なものではなく、製作過程のバックグラウンドに興味のある方向けの、比較的硬い内容になっていますので、ご注意ください。