翻訳は大変だったろうと思うけど、やっぱり英語の方がオススメ。意図を汲みきれていない。英語で読んだ方が楽しい。そこが惜しい。良いとこもあるんだけど。
愛らしく不気味なキャラクターたち、不条理なストーリー。小気味のいいブラック感。本を閉じた後、天才としかいいようのない本の完成度に打ちのめされました。一見殴り書きのような、思いついたままのような内容に思えますが、計算されています。その計算の跡を見つけるのも難しいくらいです。鬼才、という言葉がピッタリです。
ティム・バートンファンはもちろん、エドワード・ゴーリーのファンにもきっとたまらない1冊です。日本語訳にちょっと気になる部分があるので、英語版に抵抗がない人は英語版のほうがいいかもしれません。