可も無く不可も無く
★★★☆☆
評価を下げた理由:・「はじめに」のところですべてオリジナル問題と
書いてあるが、過去問が数問混ざっていた。
・問題を解く目標時間がおかしい。ベクトルや数列は8〜10分くらい
しか時間がとれない。
解説も標準で、より解法を磨くための捕捉もありません。
本書が終わったら青本、緑本をやればさらに良い。
ちなみに解法を磨くための参考書は「必勝マニュアル:東京出版」、
「きめる!センター数学:学研」がオススメです。
分野別オリジナル予想問題集
★★★☆☆
オリジナル予想問題による、分野別実戦演習問題集。
本書の構成として、「重要事項総まとめ」「数学2の問題(40問)」「数学Bの問題(20問)」となっています。
収録問題はセンター試験本試験レベルを中心です。
また、姉妹書の「基礎編」と異なり、実戦演習という用途を考慮してか、敢えて問題タイトルは付けられておらず、問題のレベルを3段階で示す★印と解答目標時間が示されています。
こういった工夫は、実戦演習という用途を考えて作られているのが分かり、好感が持てます。
別冊解答編は、答え合わせがしやすいように、最初に全問題の解答が提示され、それから、各問題の解説が変則2段組み示されています。
また、副文に本冊「重要事項総まとめ」への対応番号が付けられていますので、解答で疑問を持った場合、基本事項に戻れるような工夫もされています。
解答の詳しさは、この手の問題集としては標準的なものだと思います。
こういった特徴から、本書はテスト形式のセンター試験対策問題集に入る前段階の実戦的な問題演習用として適した作りになっているといえるでしょう。
但し、分野別になっているせいで、融合問題は扱われていませんから、センター試験で9割以上の高得点をねらう人は、別途対策をする必要があるかもしれません。
これは良書!
★★★★★
この『駿台短期攻略』シリーズ全般に言えることかもしれないけど、問題解説共にとてもよくまとまっている良書です。
当シリーズに加えて、駿台やZ会などのセンター演習書(毎年6月頃に発売されるやつ)をしらみつぶしにやりこめばセンターでは余程の失敗をしない限り8割がとれるでしょう。
ちなみに、この短期攻略シリーズは、基本から標準レベルでセンターに必要な範囲を網羅しています。よって、教科書や簡単な基礎が身についていればスムーズにやっていけます。短期攻略本にありがちな内容の貧弱なものではありません。なによりも、30日間で仕上がるのがイイです!!
二次の勉強もしないといけないし、短期間でしっかりセンター対策を終わらせたいんだよなぁ…と悩んでいる人には特におススメ!!
新高3生向け
★★★★★
私は、某塾で新米の講師をしています。もちろん数学です。偉大なる先生方に対し、失礼かと思いますが書かせて頂きます。短期攻略センターⅠA(実戦編)のレビューでも書きましたが、本書の中身も最近のセンター試験のレベルとちょうど同じくらいで、簡単すぎず難しすぎずといった感じでした。問題数も多すぎず、本の表紙にも「1か月で完成」と書いてあるように春休みや夏休みを利用して頑張れば一気に終わる量でした。目標時間があるのも便利だと思います。数学Bの数列やベクトルは苦手になりがちですので、本書を使って、早い時期に考え方をマスターすると良いでしょう。全体的にとても良いと思います。久しぶりに“当たり”だと思いました。もちろん、短期攻略センターⅠA(実戦編)もおすすめです。数学がとても苦手な方には(基礎編)がおすすめです。