基礎を終えた人向け
★★★★☆
基礎を一通り終え、そろそろ演習に入りたいという方にお勧めしたいです。
掲載されている問題の数が多いので、たくさん問題をこなしたいという人向けだと思います。
ただ、センター対策にしては、ちょっと難しすぎる問題もちらほらあります。
これ一冊を完璧にすれば、かなり力がつくと思います。
オーソドックスなセンター試験対策参考書
★★★★☆
本書は、収録問題を「STAGE 1」「STAGE 2」「STAGE 3」の3段階に分け、基礎の確認から本試験レベルまで取り組める参考書タイプの書籍です。
問題数は、例題+類題+章末問題で178問。
「STAGE 1」は各テーマが見開き2ページで構成されており、左ページが基本事項のまとめ、右ページがその例題になっています。また、各章の「STAGE 1」の最後には、そこまでの例題に対応する「類題」が用意されています。
このように、「基本事項」と「例題」で基本事項の復習、類題で確認という過程を通じて、センター試験で平均点程度が狙える基礎力を養成することができます。
「STAGE 2」は、「STAGE 1」と同様に「基本事項+例題」と「類題」で、教科書レベルとしてはやや程度が高い、センター試験に必須の解法を習得することができます。
「整数問題」などセンター試験対策としてはかなり程度の高い内容まで網羅されていますから、ここまで出来れば、センター試験でも8割程度の得点は可能になると思われます。
「STAGE 3」は、センター試験の過去問(本試験・追試験)を素材とした問題演習をすることが出来ます。
また、本書に収録されたすべての問題には「目標解答時間」「配点」が明示されているのも特徴と言えます。
時間との勝負になるセンター試験対策の参考書としては、このような工夫はとても良いものだと思います。
別冊の「解答・解説編」も変則2段組みのゆったりしたレイアウトで、式変形の解説なども充実していますから、自学自習用としても適したものになっています。
ただし、本書の解説では、センター試験独特の知っていると便利な解法テクニックなどには特に言及されていません。ごくオーソドックスなものになっているので、そういった「テクニック」が知りたい人は、別の書籍を選択することをお勧めします。
良書
★★★★★
センター対策用の問題集であるが、標準的な二次私大対策用にもなる良書