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七度狐 (創元推理文庫)

価格: ¥903
カテゴリ: 文庫
ブランド: 東京創元社
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まあまあかな ★★★☆☆
いわゆる「雪の山荘」ものです。
落語が題材のちょっとかわったミステリーです。
ストーリーは、練られていて、それなりに面白いんですけど、
ミステリーの部分を期待して読むと、どうかな。
まあ、落語にちょっと興味がわいたので、
こんど、落語をきいてみようかなっと。
やり過ぎが裏目 ★★★☆☆
物語の終盤に突如現れた探偵役がいきなり見つけた「手掛かり」、なぜ戦後数十年間も店晒しになっていたのでしょうか。作者が設定した世界の中でも、警察・マスコミは一生懸命活動しているはずです。「閉ざされた空間」ができ上がるのも、見立てで人殺しが行われるのも結構ですが、こういう形でのリアリティがないのにはどうかと思います。謎解きそのものはスムーズであるのに、物語にコクを出すための設定が裏目に出たと言えましょう。
面白い! ★★★★★
傑作短編集『三人目の幽霊』の続編にして、待望の長編作品。非現実的な舞台設定やメタ推理などの過度な<実験作>が跋扈する中、あくまで古風な「ものがたり」にこだわり、『獄門島』を彷彿とさせる昔ながらの、しかし新鮮なミステリを書き上げた著者に、心からの敬意と感謝を表したい。