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配達される女 (2) 御茶ノ水警察シリーズ (集英社文庫)

価格: ¥650
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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個性ゆたかな刑事たち ★★★★★
この作家の本は、『百舌の叫ぶ夜』とか『さまよえる脳髄』といった長編は読んだことがありましたが、本書のような短編集は初めてです。

生活安全課に勤務して、始終掛け合い漫才のような無駄口を繰り返す冴えない中年二人と、そこに異動してきたちょっと謎めいた女刑事の周りに起こるちょっとした事件が、各編ごとに軽いサスペンスとして完結したシリーズです。しかし、実のところ読者の興味は、個々の事件よりもこの3人の関係が今後どのように展開していくのかということに引き付けられるでしょう。その意味では、これまでに呼んできた本格サスペンス長編とは全く違ったテイストで、うれしい驚きでした。続編が読んでみたいものです。

軽いハードボイルドのどこが悪い♪ ★★★★★
腐れ縁としかいいようのない、御茶ノ水署・生活安全課保安二係の斉木斉と梢田威。仲が良いのか、足を引っ張り合っているのかが、「しのびよる月」に続く、この2冊目でも今ひとつ掴めません。

そして、彼らの管轄(タダ食いする縄張り?)で大学生活を過ごした人間には見逃せない場所の数々♪ でも、聞いたことがない店名もちらほら。作者のフィクション? 私が知らないだけ? 久しぶりにアノ辺りに出没したくなります。

そして、今回は新たに"期待の星"五本松小百合も加わり、事件の解決がスピードアップしたのは確かそうですが、更に無謀さがバージョンアップしたような気も...そこがまた痛快です!
逢坂剛さんというと男性のファンが多そうですが、この五本松の登場で女性ファンも増えるかも!?