子供たちの感性は、この本から何を感じ取るのだろう。
読む前は、キング氏の偉業を思い描きながら、感情いっぱいに語られていることを想像(期待)していただけに、ちょっと肩透かしを食らったような印象を受けました。が、世の中の常識に縛られていない子供たちには、この簡潔な文章と絵だけで十分なのだと後で気がつきました。彼らの想像力を邪魔する文章は不要なんですね。
子供たちに、読んであげたいそんな1冊です。
彼の残した「力づよいことば」はそのまま彼の「力づよい生き方」を映す鏡として、私達の心を明るく、暖かく照らしてくれることでしょう。
こんな本を読んで大人になった子供が世界中にあふれたらきっと平和な世の中になる。