アンフェアというのはナンセンス
★★★★★
結末を読んだときには、ビックリしすぎてツバが気管に入り呼吸困難に…。
あれで死んでたら完全犯罪だな。おそるべきアガサクリスティー。
ちなみに、実写版はがっかり。やはりこのお話は活字に限る。
登場人物は、1 登場順と、2 主人公との関係の構造的に
★★★★★
アガサクリスティの有名な小説。
次々と人が亡くなって行く。
最初は、主人公が誰かわからなかった。
キャロラインという呼びかけから、逆算してみると、ジェームズだとわかった。
登場人物の一覧は、
1 登場順と、
2 主人公との関係の構造的にあるとうれしい。
フェラーズ夫人が亡くなったのだから、登場人物の最初に入れる必要があるかどうかは場合による。
物語の前でなくなった人は、登場人物一覧の最後に、列記するのでもよい。
登場人物
ジェームズ・シェパード:意思
キャロライン:ジェームズの姉
ロジャー・アクロイド
ラルフ・ペイトン:ロジャーの養子(亡妻の息子)
ミス ラッセル:ロジャーの家政婦
セシル・アクロイド夫人:ロジャーの義妹
ミス ガネット:
フローラ・アクロイド:セシルの娘
亡くなっていた人
フェラーズ夫人
ペイトン:ロジャーの亡妻
フェラーズ
話題に出た人
アニー:雑用係りの明度
牛乳配達:
映像を無に帰する
★★★★★
まさにクリスティーの才能が、黄金の果実となって実を結んだ名作でしょう。神秘的なアイデアに、それをあまりに自然に活かすことに
成功している伏線の妙が素晴らしいです。
そのあまりの革新的な作風ゆえ、保守的な論者から批判の的となった事は有名な事実。ただ有り体に言えば、新しい形が提示されれば、
それを皆がこぞって手法として取り入れる訳であって、つまり、最も革新的な作品は同時に最も保守的な作品にもなってしまうのだ。
そう考えれば、そんな皮肉を持ってして反対論者の横っ面を小気味よく引っぱたいた事もまた事実だろう。
まあ、これから読まれる未読の方には、そんな御託はどうでもいいですねハイ。ぜひ気軽に読んでみて下さい。想像していたイメージを
越えた体験が出来るはずです。きっと未開地を耕すこと間違いなし。すごいぞ。
トリック
★★★★★
このトリックを最初に思いついたと言う事がクリスティーの天才たる所以。
ぜひともご一読下さい。
イギリスでも家庭麻雀?!
★★★★☆
今から80年以上前の出版当時、イギリスで家庭に友人を招いてご婦人も一緒に麻雀が行われていたとは!! ポン、チーと鳴いてばかり、鳴き間違えもしょっちゅうで、安上がりを続けて勝っている人と大きな手を狙いながら上がりきれない人との言い合いなど、我らのヘボ麻雀と同じで笑えます。
また、オバサンの噂好きとそれに伴うあくなき好奇心や図々しさも、洋の東西を問わないなと感心。このオバサンが真犯人を察知するのかどうか、読後に残る興味です。