金属関係の仕事をしています。

めっき関連の学習しようと思い、本書を購入しました。めっきの「いろは」がよく分かり、大変参考になりました。

ただ、個人的にはどの種類めっきに、どのような原料や薬品が使われているかの詳細について、もっと突っ込んだデータがあると良かったです。

本書も他の「今日からモノ知りシリーズ」と同様に見開き２ページでの読みきり
内容となっており、右ページに解説、左ページに図表が載せられています。内容と
してはめっきの意義、用途別の種類の概説にはじまり、めっきの浴などの説明、
簡単な理論の説明がされており、全くのめっき初心者でも理解しやすい本に
まとめられています。
既にめっき工程に触れたことのある方には、周知の内容で不要な部分も多いと思います。
著者がめっき専業者など現場のコンサルタントなどをされていることもあり、
中小のめっき業者の応援歌的なコラムが各章末に述べられております。めっきの語源は
たいていの初心者向けの本のはじめに書かれていますが、これをまだ知らない方は
本書を手にとってみる価値はありそうです。