現在の邦楽でアルバムを買う気になる数少ないアーティストだけに待ち焦がれていた本作。のっけから全開バリバリの「やっつけ仕事」ライブ・バージョン。和服姿で歌うのが当たり前になってるが、最初はインパクトがあった。
アニメクリップ「真夜中は純潔」は70年代テイストが満載。ちゃんと椎名林檎ワールドになってる所がいい。
短編映画「百色眼鏡」はもちろん購入したが、メインテーマ「茎(STEM)」は全英語詩でオリコン・チャート1位を獲得。間奏のストリングスに流れていく展開は何度見ても飽きない。
そして極めつけが4曲目「迷彩」だ。これは夢野久作の「ドグラ・マグラ」や、つげ義春の「ねじ式」の世界に通じるアングラの世界。相変わらずやってくれる。
「迷彩」とはうって変わって「映日紅の花」はアイドル・セルフポートレート風のクリップ。今までの路線と違うので、かえって意表をつかれるが、曲はいい。メロディ・メイカーとしても勝れた人だと改めて思う
ラストは「浴室」の英語バージョン。映像は一番凝ってる。
しかし尽きることのないアイデアと底なしの音楽性。彼女には臨界点まで付き合っていこうと決めてる。
今回は、「やっつけ仕事」がよかったです。細切れに、テレビその他で2,3回しかみる機会がなかったが、かわいいは、エロいは、かっこいいは、そりゃぁもうたいへんですわ。特に白目をむくシーンは必見です。
なにやら、「Σ」かなにかのイントロらしき音を奏でながら終わってしまう。これは、音は実演しているようですが、ほんとの嘉穂劇場公演の前日にとられたものなのです。ドレスリハーサルもかねていたのかな!ぁ?だったら全部出して欲しいな。嘉穂劇場いま大変ですもんね。
豪雨の後仕事で飯塚いったら、町中の自動販売機故障してた。