映画を観てから読む事をお勧めします
★★★★☆
まず、どんなに優秀な方が翻訳しても英語から日本語になるという時点で魅力が半減してしまう作品だと思う。また、あまり読書慣れしていない方には難解でしょう。自分は英語は駄目だし、あまり本を読まないのですが、映画を観ていたお陰で理解が出来、映画だけでは謎だった部分も解けました。近々発売されるDVDとともにマストアイテムです。
夢・夢・夢
★★☆☆☆
映画のCMを見て面白そうだなと思い原作を読んでみました。
私は小説の中で登場人物が夢を見る場面が嫌いなので、飛ばしてしまう傾向があり、本作も夢は流し読みしていました。
しかし、本作は主人公の見る夢(見過ぎ)が重要だったようで最後まで読んでも何が何やら分かりませんでした。
まだ読んでない方の為に何が分からないのか書けないので映画観てみようかな?
「その男」が遭遇する幻惑と悪夢とパズルの世界
★★★★★
映画観ました。期待以上の出来栄えでした。
前作の「ミスティックリバー」も、映画観賞のあとに、原作を
読みましたが、今回も、映画を確認する意味で、観賞後に
原作を読みました。
これはよくできている。映画のほうが原作よりも映像と
イマジネーションのインパクトという点では、私個人的には
出来栄えは上手と思っています。
しかし、原作を読んで、はっきりと、物語の骨格がわかります。
複雑に見えた物語も、しっかりと計算された複線の数々と、
暗号にも見える、ある仕掛けによって、巨大な迷路の閉空間
で展開される、悪夢の物語を構築しました。
この骨太で異色な、幻惑の世界。
ある意味、シャッター島と精神病院兼刑務所は、大きな密室。
フェリーのみがボストンとの接触点であり、しかも、ハリケーン
という大道具や、戦争の傷跡など小道具も存分にちりばめて、
独自で独創的なサスペンス世界が繰り広げられます。
たぶん、映画を見てからでないと、登場人物の関係や
複雑な(というか、夢に夢を重ねたかのごとくの)プロットは
はっきりとはわからなかったと思います。
デニス・ルヘインの小説の中では異色の作品と言われているよう
ですが、私は、これで、完全にファンになったと言えます。
雰囲気はとってもいい、ケド
★★☆☆☆
映画の宣伝を見て、「これはややこしそう!先に原作を読んでから」と思い
購入したのですが。。。。
ハードボイルドっていうんですかね、なんか文章が読みにくいんです。
私の教養がないせいですが、「○○様式の建物」ぜんぜんイメージがわかない。
登場人物も沢山いて(しかも、フルネームで出てくる!ここも伏線か?)頭の中がごちゃごちゃします。
表紙の「主な登場人物」には「コーリー」が院長と書かれているのですが
本文では名前は出てこないもの、院長がいます。それで更に混乱させられます。
これはミスかな?それともわざと?
風が吹いて、雨が降って、陰うつな暗い雰囲気はとてもよく出ています。
ただ、「衝撃のどんでん返し!」は言いすぎ。
英語の暗号は、やはり日本語で読んだら難しいね。
ダブルミーニングなど言葉遊びがたくさんありそうですが、原本にチャレンジする根性はないです。
この文章は、私にはつらすぎる。
深い
★★★★★
映画をみた。モヤモヤしたので原作を読んだ。もう一度映画をみた。なんと三回とも発見があった。私は楽しませていただいた。この分だとDVDも買ってしまいそう。