ワクワクする楽しさ
★★★★☆
来日公演を見てとても良かったので映像も欲しくなって購入。
ルテステュのシンデレラは、夢を見つつも自分の状況を受け入れてどこか寂しさがただよう薄幸の美女。
でもパーティではそれは華やかで美しくエレガント。オペラ座らしい、パリジェンヌのエレガンスを体現するのは彼女をおいてほかにいませんね! マルティネズの王子、いえスター役も最高です。難易度の高いステップも平然とした風情で軽くこなし、こちらもエレガントきわまりない。まさにスターです。
二人の姉と継母は最高です! 爆笑です!! ステファンはトロカデロからスカウトされるんじゃないかというくらい圧倒的な迫力で、ポワントさばきも素晴らしく、姉たちもコンビネーション最高!
そしてロモリのプロデューサーが渋くて、これまた惚れそうな感じでした。引退が惜しいです!
ハリウッドが舞台ということでいろんな映画の場面が出てくるのが面白いですが、これはライブの舞台には楽しさはかないませんね。
てことで☆は4つ。いわゆる「シンデレラ」とは違うけど、先入観なく見たらとても楽しめる作品です。見ないのはもったいないですよ。
ルテステュがポワントの上に靴を履いて踊るタップダンスも見どころです。
意外に面白い
★★★★☆
長女が通うバレエ教室の今回の発表演目がシンデレラでしたので、「参考」のつもりで購入しました。皆が知っている「シンデレラ」のストーリーではなく、映画プロデューサーに発掘され、映画スターに恋をされるという女の子の「シンデレラストーリー」になっています。2枚組で、Disc2は特典映像として、この「シンデレラストーリー」について出演者たちが語っています。このDisc2を先に見ればよかった、、と思いました。なにせ、キングコングがでてきたり、12時の時を告げる「時」の精は男性で、桜吹雪にふんどし姿(衣装デザインは森英恵さんです)といういでたちですよ。面喰いました。 しかしヌレエフの振り付けは美しく、特に男性の群舞は秀逸です。こういうバレエのDVDも一枚くらい持っていてもいいかなと思いました。私はバレエのシンデレラは曲が大好きです。娘の発表会も無事終わりましたが、毎日この曲をふたりで口ずさんでおります。
評判+α
★★★☆☆
ヨーロッパでの評判は芳しくなかったと聞いていましたので、あまり期待はしていませんでしたが、そこそこ楽しめました。
オペラ座の面々なので、踊りはすばらしいのですが、オペラ座だからこそもっとバラエティに富んだ踊りやこれ見よがしのテクニックを見たかったように思います。
笑える部分もありますが、音楽が重いせいか、「楽しい!」という作品ではないかな〜