お決まりとも言えますが、安心して観れるストーリーでした。
本から出てきた敵・味方の人物の見た目があまりにも普通すぎて、
説明されないと気付かないほど地味なのが残念でした。

原作未読でも話の内容はわかるようになってました。
この映画の登場人物は皆非常に人間らしいです。善人はおらず、皆自分の願望を叶えるために行動しています。主人公と娘は母親と会うために、ほこり指は本の世界に戻るために。自分の願望のためなら他はどうでもいいという感じです。非常に面白いです。
自己中心に物事を考え行動するとどうなるのか、このことを考えながらこの映画を見るといいと思います。

小説「魔法の声」を，映画を見る前に，先に読んでいたのに楽しめました。
魔法の力を必ずしも自分のために使うことができなかったモー。
その娘のメギーは、父親と同じ力を持つことを知らないでいた。
「なんでも思う通りになるのが魔法だ」ということではないことを、嫌と言うほど思い知らされる。
親娘が、不思議な世界の中に取り込まれていってしまうのと同じように，
読んでいる自分も不思議の世界の中にはまって行きました。

映画は最初は飛行機の中で見ました。

映画を見てから、本を読むのにもちょうどよいあらすじと、内容の一部を含んでいると思います。

映像も丁寧で、俳優の演技も違和感がありませんでした。

昨年見た映画のベスト3の一つです。

DVD版がお値打ちになったので今が買い時です。