1楽章 深い悲しみ(ミニマル的にフレーズがゆったり繰り返されます)
2楽章 怒り(意識下の感情を音にしたような曲です。刺激的です。)
3楽章 祈り(ミニマル的にフレーズがゆったり繰り返されます。初めて映像できちんとしたプリペアードピアノを見ました。)
4楽章 救済(最初はインタビューフィルムなのでビックリします。ずっと外国人がしゃべっているのですが、最後は日本人なのですが哲学者のような方がしゃべっておられて意味が理解できませんでした。あとも音のみのナレーションが英語で入ります。なんといっているか知る必要があるでしょう。でも救われる気持ちのするゆったりとした曲です。)
後半はおなじみの曲なのでカットします。
この曲を演奏した佐渡裕さんとオーケストラの人はすごいです。初演の栄誉ですね。このの曲は今後残っていく名曲だと思います。
とにかく坂本はすごい!!クラシカルの作曲家も現代音楽の作曲家も今までいたどんな作曲家にもできない、そう、坂本にしかできない音楽がここにあるのだ。坂本はいつも変化し続けているが、この演奏は1997年のもの。「PLAYING THE ORCHESTRA」というタイトルのCDが「ラスト・エンペラー」の出された1988年に発売されているが、このDVDはオーケストラを使っているという点以外はそれとは特には共通点がない。というより、ジャケットも共通したCD「DISCORD」に関連して演奏されているものである。
このオーケストラのコンダクターには、“バーンスタインの最後の弟子”とかなんとか言っちゃってる「佐渡裕」を起用している。しかし、佐渡は、この演奏ぶりも流石だが、坂本が選ぶだけあって、日本の若手としてはやはり№1と言って良いだろう。(十束先生、ごめんなさい。)とにかく、全曲が息を抜けない。「UNTITLED 01」というタイトルの〈02:2nd Movement-Anger〉などはもう“出ちゃいそう?”です。あ、付け加えたようでいけないんですが、このライヴ、映像もとにかくすごい。