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十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)

価格: ¥700
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
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途中から結末は予測できるが ★★★★★
 阪神淡路大震災の痛手から立ち直ろうとする地域を舞台に、人の情動が読めるエンパスの女性が、被害者の心のケアに活躍します。そしてそこで逢った13の多重人格を持つ少女との関わったことから、物語は始まっていきます。
 漢字の意味を多重人格のキャラクターにこじつけるのは、やや荒唐無稽に過ぎますが、それはそれでおもしろいと思います。おもしろく読み進めるためには、こんな乱暴さもときには必要なのでしょう。
 体外離脱可能な人格を消去するには・・・ 結末はちょっと予想できてしまいますが、それでも十分読者をわくわくさせてくれます。
多重人格 ★★★☆☆
作者初期の作品であり、まだ、洗練されてない感があります

ちょっと、ご都合がよろしいかと。

最後のところは、不気味で寒気がしますね
貴志ホラーとしては微弱な刺激。 ★★★☆☆
「天子の囀り」「黒い家」など強い刺激に慣らされてしまうと、
こちらの作品はホラー色は弱めに思うかもしれません。

とはいえ、ドラマチックに盛り上げる構成力や、
著者お得意の学術的な表現は健在。
この作品では心理学をメインに知的要素が多く含まれていて、
稀有なエンターテイメント作品に仕上がっていると思います。
(もちろん貴志作品全般に言えることですが。)

あとは個人的な好みとなってしまいますが、後半にオカルト要素が
強くなってしまったため、リアリズムが減少してしまったように感じます。
私としては、その点で少し冷めてしまったのがマイナスですね〜。
元々主人公がサイキックという内容も現実離れしているので、
それも好き嫌いが分かれるかとは思いますが・・・

でも、最後まで読ませてくれますよ!
精神について ★★★★☆
自分は心理学について詳しくないのですが、
それでも分かりやすく心理学についての記述があり、好感がもてます。
実際に今可能な事象とは異なる物も展開上ありますが、
ホントに出来るかの様な錯覚を受けるような説得力で、面白いです。
長いものの割と簡素な文体で丁寧に書かれているので、
気持ちよく読み終えられます。

ペルソナの出現の仕方が斬新! ★★★☆☆
阪神大震災で被災した森谷千尋の多重人格を巡る話。
ボランティアの由香里、スクールカウンセラーの野村浩子が
多重人格の一人一人の人格を調査、統合にむけて進める中
13番目の人格となるISOLAを発見。
最終的にはISOLAの人格の特徴、発生原因、統合にむけての話になるが
想像もつかないISOLAの発生方法に終始楽しく読めた。