ボーナストラック
★★★★★
聴けば聴くほど素晴らしく聞こえてくる精密で奥ゆかしいアルバム。日本盤にはボーナストラックがありますが、やや余計なので輸入盤でもいいでしょう。 キャッチーなチューンはあるにはありますが、こいつはトータルで鑑賞するのがいいですね。ケミカルの新作には『SWOON』というヤバイキラーチューンがあり、殆んどその曲のためにアルバムを買っても惜しくない、というものでしたが、『バーキング』にはそこまでやばい曲はないです。 それでも買いなのは、一見平凡なアルバムのなかにいい曲が隠れているからです。単純に曲が素晴らしいから。DM『サウンズ・オブ・ザ・ユニバース』のように。あるいは『ヴァイオレーター』ですかね。 先鋭的なところのないアルバムです。ややレトロかも…でも2010年アンダーワールド、として良く聞こえます。