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スペインバルブック―food & style

価格: ¥2,520
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 柴田書店
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眺めているとおなかが鳴りました。 ★★★★★

 スペイン国内および日本国内のバルを訪ね歩いてそれぞれの自慢のタパス料理を撮った写真集というべき一冊です。
 大型の本なので持ち運びに向いているとは決していえませんが、そのぶん掲載写真は十分な大きさがあって楽しめます。携帯サイズのスペイン旅行ガイドブックでは実現できない、満足のいく大型写真が豊富に載っていて、見ていて飽きません。卵料理のトルティージャなんかおそらく原寸大。さらにクロケータ(スペイン風コロッケ)やタコのガリシア風は実物の1.5倍ほどの大きさでしょうか。

 ガリシア地方のトルティージャが一般的にやわらかめであるというのはこの写真集の記述で初めて知りました。確かに私がスペインで食べたトルティージャは中身のジャガイモも含めて歯ごたえの比較的がっちりしたものばかりでした。それも十分おいしいと思いますが、本書でガリシア地方のバルのシェフが言うようにそれは「ジャガイモの塊を食べているみたい」というのもあたっているかもしれません。ぜひガリシアに行ったら特にベタンソスという町のやわらかトルティージャを味わってみたいものです。

 食べたことのあるものはその味の記憶を口の中いっぱいに感じながら、食べたことのないものは大きな憧れを胸に抱きながら、私はこの写真集を大いに楽しみました。

*私のお気に入りのタパス、huevas fritas(ウエバス・フリータス=タラコのフライ)が載っていないようで残念でした。マドリードのステイ先の長男が「セビリヤに行ったら大聖堂のそばにあるバルへ行ってこれを食べろ」と勧めてくれたのですが、これは本当に美味しい一品です。この写真集の続編が作られるときにはぜひこのhuevas fritasを加えていただきたいと思います。
料理本というよりは、ガイドブックに近い。 ★★★★★
レシピ集を期待してこの本を買ったならば、星1つかもしれない。
大半が現地のバルガイドであり、それに日本のバル案内も加わった内容だ。
それゆえ、スペインを旅行し、バルに魅了された人達にとっては、「ここに行った!」「ここには行きそびれた!」「今度はここに行こう。」と、スペインバルの深みにさらに嵌ってゆける本になっている。
トルティージャ、タコのガリシア風、コロッケなんていう超定番の作り方しか載っていなくても(本当は、もう少し載っているが)満足できるだろうし、「ハモン一本のさばき方」なんていうページには痺れるはずだ。
加えて、さすが柴田書店、料理の写真がどれもすばらしい。
敢えて「スペインバルファン必携」と言ってしまおう。