可もなく、不可もなく、という感じの1冊でした。

思い当たる節の方は多いのでしょうが、
私もなかなか行動に移せないので、
一瞬心が動き、購入してしまいました。

ご本人は奥様の事故のこと、自己啓発のこと、
いろいろご努力されている様子は伺えますが、
正直、既読感満載ですし、あちこちで目にした内容ばかりで、
目新しいものはありませんでした。

読んで損とは言いませんが、あまり心に来るものがなく、
インパクトが薄い、という印象を受けました。

この著書に関し、アマゾンで高評価が多いのが少し疑問です。

時間を無駄に過ごしそうになった時にそっと手に取ります。
他の自己啓発本のようにマーカーで色を付ける部分は皆無。
それは全ての言葉に無駄がないように思ったから。
（正直こちらの出版社は今まで好みじゃなかったです。）

否定ばかりしている人は何を見ても否定するだろうし、
賢人はどんな小さい事からでもヒントを得るのだと思う。
下らないと思わずに少しでも何かを得てもらいたい。

既にある成功手法を自分なりに実践した感想文。
著者は自分なりの成功パターンを見につける為に1億円以上セミナーに費やしたと書かれている。
一読してなるほどなあと思ったが、再読したら読む気が失せた。
内容がペラペラなのである。
　本書で読者が理解できる点は、既知の成功手法でも実践すれば効果がある。一億円以上セミナー代を使わなければならない。勝てば官軍ということである。

著者も、本の内容は、今までに聞いたことのあるものも多い
と述べられてますが、著者の体験に裏づけられる、
著者の言葉も多いです。
私もいろいろなビジネス書を読んできましたが、
著者の人柄が伝わる、良書です。
本の中に、「格好つけてはいけません」
という箇所があり、自分もまだまだ色々と格好をつけてるな〜
と考えさせられました。

「すぐにやる」という本題とは別のところで、
参考になったところがいくつかありました。

「良いことは何度でも学ぶ」といった内容の所がその１つで、
ビジネス書や自己啓発書をいくつか読むと、「それ、知ってるよ」
という感じになってしまうのですが、初心を忘れず、同じことでも
何度も繰り返し学べば、その深さが得られるというものでした。