さらっと読めるバイク小説
★★★☆☆
読みやすく、イッキ読みしてしまいました。が、何も心に残りませんでした。
バイクに乗らない人や、最近バイクに乗り始めて楽しくて堪らない人には楽しめる短編集だと思います。
年季の入ったライダーには物足りないでしょう
文章を書くのが得意なライダーの素人作品というのが正直な感想です。
まだ若い作者です。これからも走り続け、書き続けてください。
おすすめはできない。
★★☆☆☆
過去の名作が古本屋で100円で買えることを考えると、価格も高いし、短編集で読みやすいのですが感動はありません。
私には古い作品のほうがあってるようです。まずは古本屋で片岡義男さんの作品を探してみることをオススメします。
久々の一気読み
★★★★★
最近、縦書き文章からすっかり離れてましたが
この「Rider's Story」は
全体に渡り読みやすく
楽しめました。
バイク乗りで無い方にもお勧めです。
「よく乗れるな、殺しの道具に」
★★★★★
本書は深い。
そして、面白くて、何度も繰り返し読んで、ほとんど暗記してしまった程だ。
それぞれの物語は、掌編に近いくらい短い。
その分、一言一句が大きな意味を持ち、その背景に広がる大きなものを表している。
「よく乗れるな、殺しの道具に」というのは、ある事故の事を語った青年の言葉だが、後に、彼ですら乗る事になる。
ある作品では、男が喧噪からバイクで逃れて、山中の湖の「何も無い、がある」を目指し、
また、別の作品では、カメラマンを目指す青年が「変わらぬ想い」の女性を背に、メットをかぶり、バイクのギアを入れる。
漂う余韻は、どの作品でも、前向きで、後ろ向きの作品など、一つも無い。
ある作品には、深い哀愁が漂い、時に、ある作品では、手に汗握る。
多くの短い作品群に、バイクと共に生きた、凝縮した人生のそれぞれを見る。
本書を、私の人生の友の一つに加えた。
罪な本です
★★★★★
ずいぶん前ですが、カワサキの400のバイクに乗っていました。
短編集ということで気軽に読めるかなと読んでみましたが、さらっと読めてさわやかな内容です。
おかげでまたバイクに乗ってみたくなりました。罪な本です。どうしよ。(^_^;)