線形代数を「使う」人にとっては、もっと具体的で生き生きとした説明が必要でしょう。そんな応用を求める人のための内容です。もちろん、線形代数のもう一つの目的である、集合と定義で
こつこつ論理展開していく数学の形もある程度カバー出来ます。
連立方程式を解く事から始まって写像としての行列の構造を経由し行列式を経て、固有値を応用を交えながら説明する筋道は非常に頭に入りやすいです。
十分な応用例がある線形代数の数学書といえます。