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ST 為朝伝説殺人ファイル<警視庁科学特捜班> (講談社文庫)

価格: ¥610
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
Amazon.co.jpで確認
いまひとつ ★★☆☆☆
言ってしまうと、テレビ局のワイドショーの制作現場の裏側を舞台にして、女性キャスターの殺人事件が起こり、それをSTが解決するという話です。
タイトルの為朝伝説というのは、源為朝に由来の土地でダイバーが続け様に事故死したため、それを取材に行ったところで殺人事件が発生ということでこのタイトルがついているようです。
最初は少しおもしろいかとも思いましたが、途中で退屈になってきて、何度も放り出しそうになりましたが、何とか耐えて最後まで読み切りました。
STが登場する話は初めて読んだのですが、少なくとも、この話に関しては、特にSTが登場する必要性が感じられないですし、読み慣れないものにとって見ると、キャラクターが多すぎて感情移入しにくいです。
最終的な落ちも、何だか予想の範囲を大きく超えないし、構成が十分練られているとは言い難いです。
あまりおすすめできる内容ではないように思います。
ファンでもガッカリ ★★☆☆☆
ゴレンジャーとの批判がありますが僕はこのSTシリーズのお約束感やキャラが好きで読んでます。
が、今回の作品はちょっとガッカリしました。
まず、事件の設定がつまらない。為朝伝説伝承の地と連続死亡事故をくっつけて、呪いか?連続殺人か?と煽るのは王道でいいのだが、読み進めていくと底が浅すぎて、全くSTが出張るような事件でもありません。7人で出張に行くだけ税金のムダ(笑)と思ってしまう位です。
せっかくの呪いの地を舞台にした殺人事件ならば、捜査中に不審な死亡事故が起きて山吹が為朝の霊を鎮めるとか、結城が霊が出ると言われる場所で不審音を聞くとか、もっとSTファンを楽しませる「ありえないけどお約束」が欲しかったと思うのですが。
stシリーズはもう読まない ★★☆☆☆
隠蔽捜査から興味を持って今野敏の本を漁りました。
STシリーズを一からここまで読みましたが
今回の作品はちょっと、残念です。
旅シリーズに入ったのでしょうが、取材旅行でもしたかったから書いたのかなあ?と
読みながら感じていましたが、為朝伝説と実際のSTの捜査はほとんど関係ないし
伝説をうまく使って物語を組み立てても良いようなもの、実際には全く伝説が生かされてない
し、軽すぎる読み物で紙がもったいないとも感じました。
以前の作品の中で一番の駄作だったような気がします
3.5ってところかな ★★★☆☆
このSTシリーズは、色々能力のある人たちが集まっていて
事件を解決していく(あまり積極性は無い集団です)
お話なのですが、
今回は、その5人が目立っていないというか…
これはシリーズ全体を通していえるのですがキャラ設定が強すぎて
使い切れてない?感じがします。
それが凄く勿体無いなぁと思ってます。
お話全体にながれる雰囲気が好きだし読みやすいし好きなシリーズではあるんですけど。

伝説シリーズ、スタート ★★★★★
STバカンス編と銘打って過言ではないでしょう、今回の為朝伝説殺人ファイル。STのメンバーが、八丈島に、鹿児島に、沖縄に飛んでくれます。『為朝伝説』のある土地で起こった、三つの変死事件。それを調べる為に、ST達がロシア以来の出張に出ます。事件そのものは特別どうこう、と言うモノはありませんが、訪れた先々での景色や風景、また呪いの必要条件、伝説が生まれる過程など、興味深い話を織り交ぜつつ、真相に迫る過程は流石です。新しい『ST』、是非堪能してください。