益々安積班ファンになった
★★★★☆
東京湾臨海署安積班を描いた短編5作品が収録されている。
全作品ともかなり面白く購入即読了となった。
中でも一番最後に登場する「聖夜」が最も感動した。
5作品の中には警察小説とは分類できないような内容のものもあるが、内容は良い。
ただ、短編を集めたために、安積班のメンバー紹介(性格や身体的特徴等)が全ての短編で繰り返されるため、若干のしつこさを感じた。
安積班作品の初心者でも十分楽しめる一冊。
佳品
★★★★★
我らが臨海署安積班の面々が、今回も活躍する短編集。
中でも「薔薇の色」はちょっと毛色の変わった佳品である。
日ごろ「靴の底をすり減らす」刑事諸氏が、一話の間、座ったまま一歩も動かないのだ。
こういう佳品が読めると読者としては嬉しい。
湾岸所安積班の一人一人を再確認
★★★★☆
珍しく短編集
湾岸所安積班の一人一人が味わい深く書かれている
悪くない作品
警察そのものが舞台
★★★★☆
「ST」「隠蔽捜査」など、作者のほかの警察小説にくらべると、この安積班シリーズは地味です。
だが、それがいい。
フィクションの警察ものにしては些細な事件に直面した刑事たちの、こまやかな心理描写が重視されています。
「踊る大捜査線」より十年近く先にスタートした《警察そのものが舞台》の物語。
ちゃんと人望があるのに自分ではわからず、部下との付き合いかたにいちいち悩む安積に親近感が沸きます。