インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

降魔王 (講談社文庫)

価格: ¥470
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
Amazon.co.jpで確認
高野山で修行しても、やっぱりあのまんま ★★★★☆
『蒼夜叉』の続編。
とある事件のTV中継に映ったあの“箱”目撃したところから、剣(はばき)、万梨子、律子たちのトリオに加え、北村という新メンバーを加え、ドラマが再び始まります。

前作にあったような歴史ミステリー的な趣きは影を潜め、よりエンターテイメント色が強い、中編らしいドライブ感のある読み物になっています。

歴史推理らしい要素は日本(和/倭)国名の起源についてや鬼門にまつわるものが組み込まれていますが、本作最大のテーマとして、夢と現実に関する解釈が面白かったです。肉体は借り物に過ぎず、心こそが本質である、というのは確かに一分の理があるといえます。

ラストがハッピーエンドというのは、結構あっさりと人が死ぬこのシリーズにあってはちょっと綺麗にまとめすぎ、という感じがしないでもないですが、まだまだ続けよう、という作者の欲目なのかもしれません。ファンとしては嬉しいところもありますが、ちょっと複雑かも。

待ちました ★★★★☆
伝奇SFの名作『蒼夜叉』の続編です。物語の中では、蒼夜叉事件の3年後ということになってますが、実際には10年以上待たされました。待ちくたびれました。

『蒼夜叉』では、追っていく相手が誰なのか何なのかわからずに、資料や伝説、神話などをもとに推理推測をすすめ、少しずつ少しずつその正体に迫っていく過程がゾクゾクするほどおもしろかったのですが、本書ではそういった興奮は少なめです(相手がわかっているのだから、当たり前なのですが)。それでも、著者独自の史観から見た「和(倭)国」についてや大和朝廷の東北地方の経営方針についての考察などとても興味深いものがあるし、新たな謎の敵の出現や前作でやりあった敵がどこから来たのか、どこへ行こうとしているのかなど、もう盛り沢塊??、待ってたカイがありました。
さあ、高橋克彦の描き出す不思議の世界・裏日本史の世界にドップリと浸りきりましょう!

蒼夜叉の続編!これはいいです! ★★★★★
再び剣さんの登場です。彼の爽快な謎解きとともに、今回も考えさせられる一冊に仕上がっていました。日本史の捉え方、いや日本の捉え方が変わります!今回も必読!!読んで損はさせませぬ!!