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白昼の死角 (光文社文庫)

価格: ¥1,200
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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最高です。 ★★★★★
知人と酒を飲んだ際、一番面白かった本の話題となり
彼が一番面白かったと太鼓判を押したのが、この”白昼の死角”でした。
早速購入し読み進めると、面白さとスリル感、主人公の天才ぶりに感心させられました。
一押しです。
今となっては荒唐無稽 ★★★☆☆
光クラブ事件を題材に、とは知っていたけど、それ以外に結構、今となっては荒唐無稽としかいいようのない、手形詐欺を繰り返す話である。
ただ、小説というのは進化するもので、最近は読まれないけど、和久峻三辺りの手形詐欺ものの方が面白い気がする。
中身にかかれている内容が今となっては話の中身が「お話」に過ぎる。経済というのは時代を超えて普遍的であるがゆえに、「点と線」の陳腐化以上のものがある気がする。
戦慄のピカレスク・ロマン・・・・! ★★★★★
横溝正史・森村誠一に続く第3の男として登場したのが、高木彬光氏でした。
本作はその高木氏の代表作でもあり、角川お得意のメディアミックス戦略の下、
映画化もされました。

物語は戦後まもなく話題となった『光クラブ』事件を下敷きに主人公、鶴岡七郎が
奇想天外な手口と胆力で遂行した悪事を彼を取り巻く多彩な人間模様とともに
一気に読ませます。
戦後まもなくの混乱期、日本のその後の高度成長を窺わせるようなやり取りや
描写もあり、大変興味深いものがありました。
現在の複雑な金融事情やモバイル・ツールの犯罪への応用ぶりからすればかなり
“アナログ”な印象はあるものの、その着想や人間の心理を読み尽くして臨む
一連の“犯罪”はもはやアーティストが作品を紡ぎ出すかのようです。

高木彬光氏のその他の代表作といえば『検事・霧島三郎』シリーズが有名ですが、
他にも『邪馬台国』や手相や易学にも造詣が深いことでも知られています。
悪事に魅かれる人間の弱さ、悪事によって得たものの儚さや脆さを
最後には鮮やかに描き切っています。

正統派もいいですが、変化球も悪くないと思ってる人には
絶対おススメです。




原作もよいが、毎日テレビ版も秀作。 ★★★★★
素晴らしいピカレスク小説です。
今となっては、難しい犯罪もありますが、
読んでいて、主人公になりきっていました。中学2年の時です。

テレビ版も良くできていました。ラストは、原作と違いましたが。
なんせ、渡瀬恒彦氏が、トマトジュースを大量に飲んで、吐血の
演技をしたような、がんばった作品です。
単行本もあるし、早くサントラもテレビもCDやDVD化を
期待しています。



一気に読めます ★★★★★
冒頭はこの小説の主人公である鶴岡が、推理小説の作者にこれまで自身が首謀した犯罪を語り聞かせる場面からはじまり、その告白を元に書かれたものとされています。

序盤に描かれる金融犯罪(ヤミ金)は、実際に起きた「光クラブ事件 / 山崎晃嗣」として知られる(白昼の死角では太陽クラブ)現役大学生による金融犯罪がほぼ事実通りで、主人公鶴岡はこの太陽クラブ(光クラブ)の残党という設定です。
このように事実を小説序盤のプロットに用いたことで、その後描かれる奇想天外な詐欺・金融犯罪の数々がいかにも真実をおびていてグイグイ引込まれていきます。また殺人は犯さず、法律の盲点を隠れ蓑とし「丸見え」の尻尾をつかませませず、理論武装であるときは立ち向かい、ある時はのらりくらりとかわす鶴岡の姿はまさにアンチヒーロー。脇を固める仲間、協力者、女性、被害者はみな個性的で物語を引き立てています。