サントラよりもいいです
★★★★★
このアルバムは『もののけ姫』の作曲家久石譲氏がまだ映画が企画段階の時に
宮崎駿監督が各キャラクターについて書いた短い文章を元にイメージをふくら
ませ、作った曲が収録されています。
映画に使われた曲もそうでない曲もありますが、和楽器が用いられるなど、
全体的に日本や東洋を意識したアレンジになっていると思います。
米良美一がカウンターテナーで歌った有名な歌『もののけ姫』はこのアルバム
では久石譲の娘藤沢麻衣が歌っています。歌が上手いとは思いませんが、個人
的には米良版よりもいいと思いました。
9曲目の『犬神モロの公』は映画に使われなかったのが不思議なほどの名曲です。
アップテンポで久石節炸裂で、さらに東洋的な箇所もあり…。とにかく久石
ファンなら聴かなければならない曲でしょう。
もの足りない…
★★★☆☆
あくまで個人的な感想なのですが、もの足りない感じがします。
『アシタカせっ記』は映画で使用されていたものではなく、新しく編集を加えて収録されています。『もののけ姫』も米良さんが歌っているのではなくて、別の方の歌声で収録されています。
迫力に欠ける…というのが私の一番言いたいことです。『犬神モロの公』はイメージアルバムにしか収録されていない曲ですが、格好いいです!(^-^)
良曲
★★★★★
イメージアルバムなので劇中では使われなかった曲が多数入っおり、またそのどれもが見事
にもののけ姫の世界観を表している良曲(個人的に一番お気入りなのはエボシ御前)。また使
われていた曲に関しても劇中とは所々異なっており聞いていておもしろい。
映画予告編の曲は「犬神モロの公」です。
★★★★★
もののけ姫の映画の予告編で流れていた
速度感のある荒い息づかいが聴こえるような曲は
イメージアルバムに収録されている「犬神モロの公」です。
興味のある方はぜひ。
またイメージアルバムに収録されている
「アシタカせっき」(文字化けするようなので)は
サウンドトラックに収録されているものより長く、
割り当てられている楽器も少し異なり、
少し違った世界を楽しめます。
ファンにはこちらも聴いてほしいです。
サントラと違った魅力
★★★★☆
久石譲さんと宮崎駿さんで組んだ映画音楽の場合、サントラよりイメージ・アルバムの方が総じて好きです。
映画にあわせて時間の縛りがない分、音楽がのびのびしている。
もののけ姫のおどろおどろしい面が、こちらのイネージアルバムの方が出ているのではないかと自分は思うし、そこが好きだ。
少しこぎれいな音を望むならサントラ版だとは思いますが。