5thアルバム『深海』(1996年6月発売)のリリースに合わせて行なわれた「Tour Regress or Progress」の締めくくり、「Regress or Progress Final」のラストステージ(1997年3月28日、東京ドーム)を収めたライヴDVD。
大歓声がわきあがるヒットシングル「抱きしめたい」などの人気ナンバーはもちろん、ツアーコンセプトの「Out of Deep Sea(深海からの脱出)」を明確に示すため、アルバム『深海』を曲順通りに演奏するシーンは圧巻の一言。
深海を思わせる真っ青な照明と緊張感みなぎるエネルギッシュな演奏を従えて、目を閉じたまま感情込めて歌い上げるロックチューン「シーラカンス」、男女のもどかしいラヴストーリーを描いたモノクロサイレントムーヴィー風の映像をバックに、現実の恋愛はうまくいかないとつづるミディアムナンバー「ありふれたLove Story ~男女問題はいつも面倒だ~」など、情熱的なパフォーマンスとともに、人間の情けない部分や悩み迷う姿といった、あるがままの心の内をさらけ出す。クライマックスでは、悩みながらも頑張って生きている人をパワフルに応援するヒットチューン「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」をはじめ、ライヴ直前に発表された6thアルバム『BOLERO』(1997年3月発売)からのナンバーもセレクト。一瞬たりとも隙のないステージングは、音楽への誇りと衝動を誰よりも大切にするロックバンドだということを証明しているようだ。(武村貴世子)
ビデオがあってもやっぱりDVDが・・・
★★★★☆
商品到着が予定期間より早く到着し、また中古でも商品状態が良くて満足しています。
深海が好きなら
★★★★☆
深海がまるまる演奏されるので深海が合わない人は聞いてて辛いかもしれません。ショートムービーと共に演奏されるありふれたLoveStoryがとても良かった
新鮮
★★★★★
最近のMr.ChildrenのDVDを主に見ていましたが、このDVDは今と全く雰囲気が違っていて、新鮮な気分を味わえます。
バックに流れている映像も凝っていて、曲と共に楽しめます。
今ではしないような、パフォーマンスもしていて(特にラヴコネクションなど)最初は驚きましたが、その時ならではの魅力が出ています。
メンバー紹介の際に、お客さんも織り交ぜて紹介するのですが、個人的にはその桜井さんのお客さんの紹介の仕方が好きで、見る度に微笑んでしまいます。
「ミスチル」の広さ
★★★★☆
ミスチル初期の代表曲を中心に、ノリの良いロックな歌が並ぶ前半。
アルバム「深海」収録曲を収録順に演奏する中盤。
アルバム「ボレロ」から再びロックな歌をセレクトし、最後はバラードで締めた後半。
他の方も書かれていたけど、そんな三部構成です。
同封されているパンフを見ると、外国のクリエイターも招いて、当時の最新鋭のグラフィックなどを作り上げています。
深海の深い青を基調としながらも、曲によって強い赤や黄など様々な色に移り変わるライト。ライティングも様々。曲に合わせて後ろのスクリーンに映し出されるミニドラマやグラフィック。外国の俳優さんが多く出られてるのはアルバムの雰囲気からですかね?
このDVDを観るまでは、90年代のミスチルに対しては、「Everything」とか「抱きしめたい」とか純愛のうたのイメージが強かったのですが。
売れ続ける事のプレッシャーや虚しさや、自分に才能をくれと言ってみたり、人生や社会そのものに対して懐疑的になる「社会派」の面を見せたり、そういうミスチルの広さに気づきました。
そして意外とというか、実はMCがちょっと不器用な桜井さんが好きだ。
不朽の名ライブ
★★★★★
「深海」「BOLERO」の2つのアルバムを核にしたライブです。
ライブ全体で大きく3つに分かれています。
前半と後半はBOLERO収録曲と95年以前の曲です。盛り上がる曲も非常に多く、今のミスチルよりロックな演奏が聞けます。
中盤は深海をフルで演奏、となってます。聞かせる、ことを主体とした部分です。もちろんこれも今のミスチルにない演奏。
深海が静、BOLEROが動、とも言える程、2つのアルバムは対照的です。結果的に、バランスのとれたライブが完成されています。
ミスチルのメンバーが若く、特にボーカルの桜井さんがかっこつけです。ただ、ロン毛の田原さんだけが今よりもおやじです。そして、色々と演出もこだわっています。でも決して演出が先走ってないので安心。ただ、Brandnew My Loverは口パクのようです。
このライブではトランペットが生演奏されています。近年のライブでは、オーケストラが目立ちすぎるのですが、このライブはバンドの演奏へのいい味付けという感じ。
全体を通して楽しむべきライブですが、1曲ごとのクオリティも高いです。特に「ALIVE」はオススメ。アウトロの桜井さんの叫びがとても心地よいのです。