インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

河鍋暁斎―奇想の天才絵師 (別冊太陽)

価格: ¥2,520
カテゴリ: ムック
ブランド: 平凡社
Amazon.co.jpで確認
画集読んでて声出して笑ったのは初めて(笑) ★★★★★
幕末〜明治の絵師、河鍋暁斎の画集です。

大型のムック本、フルカラーでこの値段は間違いなくお買い得。
しかも収録作品数の多いこと多いこと。

幼稚な表現になりますが、きれいな絵・こわい絵・おもしろい絵、この全てが河鍋暁斎の絵にはあります。
読んでてほっんとうに楽しいです!
とても明治とかの時代に書いたものとは思えない楽しさ。センス有り過ぎ(笑)

絵そのもの以外でも、解説がわかりやすかったり、コラムが面白かったり、大好きな作家北森鴻のエッセイが載っていたりと、大満足の一冊でした。

暁斎が好きな人はもちろん、前知識を持っていない人でも絶対に楽しめます。
図版の質と量・大型・普及価格で暁斎の画集としては随一 ★★★★★
海外に流出したものや個人蔵の作品や奉納済みの絵馬に至るまで、よくも集めたりといった収録作品数。特に、暁斎の名を軽くした側面もある妖怪画や戯画以外に、正統派の本画を多数収める(全頁の半分以上)。物語絵、風俗画、宗教画、美人絵から動物まで、画面から溢れる力が只事でない。直系のご家族の設立による暁斎記念美術館から作品・資料の協力を受けており現在流通している暁斎の作品集としては求めやすい価格も含め一番でしょう。圧倒的な技術とパワーはぜひこういった大きいサイズの図版で見ていただきたい。後半は印刷物作品(錦絵・挿絵)、スケッチ、日記などの小品だがこちらも半端でない。戦後きちんとした研究をされていなかった画家だが最近若冲・蕭白あたりの奇想系ブーム(?)とあわせてようやく正当な評価を受けるようになったのが喜ばしい。近いところで芳年や、似たノリの北斎や国芳の復権も期待したい。
蛇足ですが個人的にキャラクターもの?として蛙・象・猫、あと小鬼あたりが特にいい味。もしお求めの際は図版を探してみてください。あと絵日記が最高(笑)。
気韻生動する暁斎の絵の数々。これは、凄い! ★★★★★
 幕末から明治の動乱期にかけて活躍した絵師・河鍋暁斎(かわなべ きょうさい 1831-1889)。北森鴻のミステリ『狂乱廿四孝』で知った絵師ですが、本書を見るまでは、正直、これほど凄い絵師だとは思っていませんでした。

◎蛙たちが興じる様、相撲をとる様子を眺める女。その裾(すそ)から覗く白い脚と赤い下着・・・・・・【美人観蛙戯図(びじんかんあぎず)】
◎鯉に乗る魚籃(ぎょらん)観音、赤い衣を着た天女、飛脚のような鬼を描いて、絵の中を左から右に駆け抜けていく風を感じる・・・・・・【波乗り観音図屏風】
◎いつもはやられっぱなしの蛇を枝に縛りつけ、自由を効かなくした上で、歌えや踊れのお祭り騒ぎに興じる蛙たちの様子が愉快な・・・・・・【カエルのヘビ退治】
◎今しも掛け軸からすーっと抜け出ようとしている、うつむいてギョロリとした目の幽霊・・・・・・【幽霊図】(1883年作品)

 などなど、何かしら一工夫してみせようとする暁斎の心意気、権力に抗する反骨の精神、人の意表を衝く奔放な奇想が、縦横無尽に躍っている。生き生きと、ダイナミックに展開されている。縦290mm、横220mm の大判のムック本の頁をめくっていきながら、「見事だなあ」「面白いなあ」の声を連発、歓声をあげていましたね。
 好きなミステリ作家、北森鴻のエッセイ「鬼・狂(暁)斎」が載っていたのも嬉しい。

 ここしばらく、本書を開いて行きつ戻りつ、ぱらぱらめくって楽しんでいます。
幕末〜明治を生きた画筆魔人 ★★★★★
幕末と明治 そして浮世絵と狩野派
2つの狭間に生きた奇想の天才絵師・河鍋暁斎を
171頁・1冊丸ごと使って 余すところなく紹介
勿論 年譜や作品解説も確かなもの

美術館・博物館26施設の所蔵品を中心に
本画 錦絵 版画 下絵 絵日記 意匠など
ここに収録された作品の総数は130点以上

暁斎が暮らした時代の一瞬一瞬を
そのまま 絵に封じ込めた様な
人物の表情や姿態 風や波の揺らぎ
目を見張る美人 醜悪な老婆
道化た生き物や恐ろしげな妖物たちが
驚くほど緻密に描かれ またある時には簡略化され
一枚の紙の上に その命を残している

暁斎の絵の魅力は 桁外れの画筆力と
それに裏打ちされた奇想天外なユーモアの表現!
感嘆したりニヤニヤしたりして楽しんでいる

ちなみに「別冊太陽」のサイズは220×286mm
約150頁に渡るフルカラー印刷で
定価2520円は 決して高くはないと思う
画集購入を考えている方には この1冊をお勧めしたい