効果的な単体テスト方法が得られます
★★★★☆
ユニットテストによる単体テストを解説しているサイトや書籍は多数あるのですが、
「作成したテストを品質管理等へ効果的に使うにはどうすればいいのか」まで
解説したサイトはなかなかありません。
本書は、単体テストとはから始まり、テストのハウツーやテクニック、さらには品質管理まで
アジャイルなJavaプロジェクトには必須の内容が満載です。
私はよくプロジェクトにて、単体テストの粒度をどう書けばいいのか?単体テストを次にどう
活かそう?など、いつも悩んでいるのですが、本書を読んで解決の糸口が見えました。
私的に足りないと思ったところは、デシジョンテーブルについてなど網羅テストを効率的に実行
するテストに関する事が記述されていなかったので、そのあたりも触れてほしかったです。
テスト粒度や評価方法など単体テストに関して悩まれている方は必見です。
JAVA言語による開発を離れていたので
★★★★★
JAVA言語による開発からしばらく離れていました。
こんなに素敵な本が出ていることを知りませんでした。
これまでのソフトウェア試験の本は、現場ですぐに役立てれないような理論で、
実際に理論に基づいて作業しようとすると、面倒くさい割に役にたたないことが書いてあるか、
具体的な試験用ソフトウェア(ツール)の説明に終始して、それで本当に何か解決するかについて書いていないか、どちらかのものが多かったような気がしています。
本書は、JAVA言語による開発をしている人にとって、すぐに役立つ道具の説明もあるし、
その背景となる考え方について書いているし、具体的な試験の手順も書いています。
もし、自分がJAVA言語による開発をしていれば、
「あも、うも、なく」すぐにこの本にしたがって試験を進めるだろうと感じました。
本書で紹介しているEclipse, JUnitは使ったことがあります。
はずかしながら、Checkstyle、FindBugs、TPTP 、djUnit、StepCounterは使ったことがありません。
自分では、C言語、その次にC++言語を使っているので、JAVA編に続いて、C++,C言語の対応する道具の説明を内容としたC++編、C言語編を出してくださるとうれしいです。
ps.
今日現在、一番ほしいのはC言語編です。
C言語の単体試験用ソフトウェアであるCUNITを使おうとしました。
CUNIT自体が、C言語の範疇を超えているためか、うまく使いこなせていません。
過去に2冊ほどの本と、WEB上でのCUNITの改良版をダウンロードしたりしました。
日常的に使うようにはなっていません。
よろしくお願いします。