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バーン・ザ・サン

価格: ¥2,600
カテゴリ: CD
ブランド: マーキー・インコーポレイティド
Amazon.co.jpで確認
プログレ系ではなく。。。あくまで、「前衛的METAL」です! ★★★★☆
 2001年、ARKの2ndアルバムです。

 ARKは、ギタリスト・Tore Ostbyが中心となって結成されたプログレッシブ・メタル・バンドです。
 メンバーは、
Tore Ostby (G, CONCEPTION), Jorn Lande (Vo, MASTERPLAN etc), John Macaluso (Dr, TNT etc),
Randy Coven (B, Yngwie), Mats Olausson (Key, Yngwie)  です。

 ARKの興味深いところは、
プログレッシブ・ロックでも、プログレ系メタルでもなく、あくまで「前衛的なメタル」である点です。(特に楽曲!)

 サウンドは、正統派メタル(北欧系)で、曲は前衛的!
 全体的に聴きやすいメロディで、一気にラストまで飽きずに楽しめます。
 一方、非常に覚えにくいです。(それだけ、前衛的で、アイデアが詰まっている証拠です)
 ヘヴィ感、緊張感、疾走感のある曲から、
アル・ディメオラ風な曲、アフリカン・リズムを取り入れた曲まで、多彩です。
(個人的には、tr. 5が、Bjorkみたいなメロディーで、好きです。)

 演奏面は、Toreのギターは、ソリッドで心地いいヘヴィ感があります。
 リフが、長めだったり、凝っていたりして、聴き応えがあります。
 Randy Covenのベースが唸っていまして、曲を生かす、とてもいいラインを作っていくのが印象的です。
 特に、フレットレスは、最高の響きです。

 どの曲も、非常にクオリティが高く、かつ、オリジナルである点が素晴らしいと思います。
 「プログレメタル・ファン」「新感覚メタルを聴きたい人」に、オススメです。

(参考)
 日本盤は、ボーナス・トラック「Silent is the Rain」収録。
トゥーレ・オストビーの才能が発揮された力作 ★★★★☆
元CONCEPTIONのトゥーレ・オストビーを中心にした
テクニカル・プログレッシプ・メタルバンド、アークの2nd。2001作
シンセ奏者が加わり5人編成となった本作では、玄人好みで媚びのなかった前作よりも
バンドサウンドとしてぐっとまとまってきて聴きやすくなっている。
シンセが入ったことでサウンドには厚みとやわらかみが加わり、
トゥーレ・オストビーの多彩なギターワークもより引き立ってきた。
またメロディアスな展開も増えたことで、楽曲における焦点がしぼれてきているのが大きい。
ヨルン・ランデのヴォーカルもさすがの存在感だし、手数の多いドラムも相変わらず素晴らしい。
この編成でもう少しアルバムを出してもらいたかった…というのが正直なところ。
真に個性的なプログレッシプ・メタルを体現したアルバムといえるだろう。
テクニカルプログメタル! ★★★★☆
テクニカルプログレッシヴメタルバンド、ARKのセカンドアルバムです。前作はメンバーは三人だったのですが、本作品ではベースとキーボードが加入して五人編成となっています。
本作品でも前作同様そのすばらしいテクニック、複雑な変拍子、美しいメロディーがふんだんに盛り込まれています。同種のバンドは多数存在いたしますが、ARKは他のバンドがそうであるようにドリームシアターやクイーズライチみたいなビッグネームの影響のようなものを一切感じさせないオリジナリティ溢れる音楽をやっています。真の意味でのプログレッシヴメタルを体現する希有なバンドだと思います。
だいぶ聴きやすくなったかな ★★★★☆
元CONCEPTION(現KAMELOTのロイ・カーンが在籍していたバンド)のギタリスト、トゥーレ・オストビーが結成したプログレッシヴ・メタル・バンドの2ndアルバムは、前作「ARK」での自己中っぷりを反省したかのような、メロディを上手く取り入れた良質なプログレ・メタル作品に仕上がっている。

メンバーは、トゥーレをはじめ、近頃はその実力からあちこちで名を耳にする唱神ヨルン・ランデ(元VAGABOND、MILLENIUM、MASTERPLAN、YNGWIE、etc)、さらには御大イングヴェイとの活動で名を知られるジョン・マカルーソ(dr)、マッツ・オラウソン(Key)、ランディ・コーウェン(b)など、いずれ劣らぬツワモノ揃い。

ヨルン・ランデのヴォーカルは相変わらず素晴らしい魅力を発散しており、楽曲に大いなる輝きを与えているし、また、特に正統派メタルナンバーでは、パワー感やタイトさに欠けていた感があるジョン・マカルーソが、変拍子バリバリのこのアルバムでは存分に腕を発揮しており、フュージョン向きのドラマーであったことが判る面目躍如の働きをしているのも特筆すべきポイント。ランディ・コーウェンの奏でるベースラインも楽曲の印象を大きく決定付ける重要なファクターとなっている点も見逃せない。

楽曲自体は、決して初心者向けとは言えない複雑なモノではあるが、前述のように前作に比べるとかなり聴きやすいメロディ展開を持っており、アレンジに関してもかなり練られた跡が窺える上に、とにかくヨルンのヴォーカルに耳を惹きつけられるので、前作を聴いて敬遠したリスナーも再チャレンジする価値はあると思う。

押しなべて高品質ではあるが、特に#1“Heal The Waters”〜#3“Burn The Sun”の冒頭3曲が魅力的。
多少聴き易いメロディアスな方向へ ★★★★☆
技巧派バンド2nd。1stにあったような何処までも奥の深いダークな内省的音楽から、多少聴き易いメロディアスな方向へと転換したアルバム。どのくらい分かりやすくなったかというと、CONCEPTIONだと言っても通用するような曲も幾つか見受けられるほどと言えば分かるだろうか。プロデューサーがトミー・ニュートンというのも手伝っているのだろう。しかし根本的にある存在の類稀なコアは失ってはおらず、単なる様式メタルではないプログレスしたメタルが聴けるのは間違いない。

今回サウンドが実に良く、メリハリが凄いメタリックな1曲目とエキゾチックな2曲目あたりの音の深さがサウンド・プロダクションの良さを物語っている。ヴォーカルのヨルン・ランデも1stで聴けた以上の抜群の歌唱力を披露。ジャケットがまた実に良く、このアルバムの世界を具体化させている。今後このプログレスしたメタルが何処に向かうのか、実に興味深いトコロ。