快感と感動の波
★★★★★
CDは店頭ぶらついて買うタチだったので
発売されていたのをつい最近まで知らなかった…ガックリ
(田舎に引っ越してきて迂闊)
10年近くになるお久しぶりの新作。
もう聴ける事は無いだろうと思っていた。
彼らにはデスメタル的なものは期待してません。
彼らの根底にある独自のメロディや確かなテクニックに裏打ちされた
ユニークなセンテンス。
再結成までのユニットでも、片鱗は見えても…といった印象だったもので
どうなるのかと期待と不安半々で再生した所。
CYNIC名義で出すものにハンパな訳ありませんでした。
ごめんなさい。
心が震えるほど美しさが満ち溢れ、じっくり聞けばテクニカルこの上なし。
アグレッシブでもあり、一応デスボイスも混じってはおりますが
全て音楽の中に綺麗に融合していて、綺麗としか言いようが無い。
癒し
近年癒しの音楽と言われる物とは
真反対に位置するように思われるような猛烈な癒しの音楽。
ロックに興味を失いつつあった今日この頃ですが
音楽って、やっぱりいいな。
何年ぶりかに心底思わされました。
Cynicという詩
★★★★★
フュージョンの影響を受けた、美しいメロディと複雑なリズムのプログレッシブ・デスメタルだったCynicが、長い長い眠りを経てリリースした復活作です。
デスメタルの要素はほぼなくなりました。テクニカルで美しいリフは健在ですが、アグレッションに重きを置いては居ません。展開は非常にシンプルです。メタルの定石のような展開ですらなく、極限までシンプルさを突き詰めています。テクニカルなメタルは、得てしてごちゃごちゃした複雑な展開になりがちですが、その正反対に向かっているという点で、このアルバムは画期的だと思います。ミニマリズム的な構成になったことで、メロディの美しさがより儚いものに感じられるのです。
短く、シンプルだからこそ引き出される美しさは、まるでポエムのようだと思いました。
音はエッジが立っているのでメタルっぽさは維持されていますが、耳障りな激しさはないので、プログレッシブなロックが好きな方にもオススメです。例えばMars Voltaが好きな方にも是非聴いて欲しいと思います。
まさかの復活!
★★★★☆
まさかcynicが復活するとは思ってもみませんでした。ショーン・マローンのGORDIAN KNOTは欠かさずチェックしていましたが・・・。今作はもはやデスでは無いかも知れません。しかしあのギターはまぎれも無くポール・マスヴィダルです!GORDIAN KNOTファン、最近のキング・クリムゾンファンは必聴です。複雑怪奇ながらも美しく、もしかすると、ハウス系の人にもお薦めできるかもしれません。’70年代ジャーマンロックファンにも。
歴史的名盤の誕生...。
★★★★★
奇跡のCynic再結成、そして15年振りの新作の発表…全ての歯車が噛み合った瞬間、我々は歴史的名盤の誕生を目にする事となった...。
この作品に言葉はもう必要無い気がする…極限の美しさを奏でるギター、儚くも心に響く歌声、変則的ながらも自然と曲に調和するドラムス、ボトムを支えるだけでは無いツボを押さえたベース…奇跡の音世界が此処にある。
Cynicにしか無し得ないCynicだけの音が一切の無駄無く展開されて行く...。
「Focus」にあったデスメタル的な俗っぽさは皆無となり、ひたすら胸を締め付ける珠玉の旋律が聴き手の心を揺さぶり続ける...。
Cynicを体験した事の無い方、躊躇う事は有りません。
この作品で音楽の本当の力を再認識するでしょう。
我々が待ち続けた至高の音楽集団Cynicは15年の長い時を経て、今此処に帰って来た...。
そして我々は今、歴史的名盤の誕生を目にしたのです...。
ありがとう…Cynic...。
大人になりました
★★★★★
サウンドが濃厚になった感じ
もう、デスメタルってジャンルにおさまりきらない
しっかし、相変わらず素晴らしい技術だね
特にドラムのショーン・レイナートは上手い
前作より繊細かつダイナミックになったのではないだろうか
故チャック(DEATH)が目をつけアルバムに参加させたのもうなずける