この本で生きづらさが減りました
★★★★★
過去、鬱病で数年苦しみ、よくなっても何か生きづらさを感じていた時にこの本を見つけました。
アダルトチルドレンという言葉は恋愛に依存してしまう前に知った言葉でしたが、その時は特に目立った症状がなく、何も考えて過ごしていましたが、10年たって改めてアダルトチルドレンについて調べてみると、やはり私はアダルトチルドレンで、気づかなかった症状が恋愛依存症でした。
この本を読みながら、過去の恋愛を振り返り、現在の自分の症状を知り、回復のプロセスを何度も試すことにより、生きづらさがだいぶなくなりました。
回避依存で言葉の暴力や身体的な暴力も受けていたので、同時にDVやモラハラの本も併用して読みました。
今は以前よりはバランスの良い生活を送っています。
恋愛にのめりこみやすく、どこか自分は我慢しているんじゃないか?という方にオススメです。
「でも、本当はいい人なんです」 このセリフに覚えがあれば・・・
★★★★☆
本書は恋愛依存症について日本人心理学者の書いた一般向けの本である。これまでの多くの恋愛依存症について書かれた本は主に米国人が著者であったが、この本は登場人物がすべて日本人で場所の設定も身近な空間なので、まるで自分自身や友人が登場しているのではないかとの親近感が湧く。表面的には親密になることを恐れているように見えるが実は深層心理では捨てられることを極度に恐れる「回避依存者」と、正反対に捨てられることを恐れているようにみえるが実は親密になることを恐れている「共依存者」は瞬時に相手を見いだし、魔法のようにカップルがすぐにできあがる。「認知システムの歪み」から「虐待の感受」「変化への期待」が起き、この関係は「強迫的」なものであると著者は説明する。私にとって興味深かったのは、「アッパーリミット」という概念。幸福感を味わうと自らそれを下げるような働きである。また子どもにひとつのおもちゃを禁止すると、そのおもちゃの魅力度が上昇するというのもなるほどと感じた。セックス依存症者のパーソナリティの特徴に「抑うつ」傾向が高いことと、「解離」つまり「ジキルとハイド」的に、非常にかけ離れた二面的性格を持っているということにも大きな興味を抱いた。最後の章では、孤独、不安、退屈、虚しさ、自己嫌悪、無力感、自己無価値感などなどが恋愛依存症の深層にある引力であることを指摘しつつ、回復への10のステップで本書は結ばれている。
関係ないって思ってた…
★★★★☆
最初は読むのがちょっと怖かったのを覚えています。
恋愛に苦しんだ時に、自分は恋愛依存じゃないって思いながら読んでいましたが、読み進めていくうちに、「コレ、自分だ…」って思う部分も出てきて、あたしも「恋愛依存症」なんだと自覚しました。
その時に、でもこうゆう状況の人はあたしだけじゃないんだな。苦しんでても何とかなる。とゆう安心感も出てきました。
ですが、やはり心の問題。
他のレビューにもあるように、確信が欲しいです。
内容は結構面白く、自分とは関係のない症状の場合でも読むことができます。
私も恋愛依存症かぁ・・・
★★★★☆
誰にでもあてはまるような身近な「恋愛」というもの、でもなんでも度が過ぎると…って事で、これを読んで、「私も恋愛依存症だ…」って思いました(ウスウスは気付いていましたが、苦笑)。読みやすい本だと思います。もうひとつ、カクシンが欲しいというか…という意味で、星4つにしてしまいましたが、恋愛系の心の病気のヒトには、参考になる本だと思います(私も参考になりました、笑)。回復するのは大変だけど、いろいろな事を教訓に更に自分らしくアレンジして、頑張ろうと思いました。
恋愛依存の私と回避依存の彼とは三年目・・・・
★★★★☆
私に離婚暦があり、男児の子持ちであるがゆえ、結婚は絶対無理、自分は普通の結婚がしたいという彼。離れても離れてもいつの間にか元通り。その度に修羅場はエスカレート。二人ともボロボロになり、抗鬱剤やアルコールなしにいられずにになり、死を口にする事もあり。なのにどーしても別れられない。
そんな時この本に出会い、何故離れられないのか、よく分りました。怖い程当てはまりました。今私は回復を目指しています。同じようにエスカレートして止まらない恋愛をしている方にも是非御薦め致します。