ようやく慣れてきた
★★★★☆
短編集。こういうのも楽しめる。
著者の文章を苦手と感じていたが,ようやく慣れてきた。
でも,胎盤を食べた話はちょっとグロい。
高野信者です
★★★☆☆
高野秀行には男のロマンを感じる。好奇心旺盛で思い立ったらすぐ行動する。自分のような普通の会社員にとってこの人の行動力には感服してしまう。
高野信者として、一言言っておきたい。
高野様。今回の手記でも何度か危ない目にあってるようですので、くれぐれも命だけは落とさないように気をつけてください。
作者について
★☆☆☆☆
なんか自分がいかにもスゴイってのを訴えたいような文がつまらん。
VIPだ、〜大臣の友達だ、ここにきたのが日本人で初めてだ、2番目だ、
こいつの話はつまらん。でらつまらん。
冒険と放浪の境目
★★★★☆
1997年に朝日新聞社から出た単行本の文庫化。
著者が19-29歳の時に書いた文章を集めたもの。インド、アフリカ、タイ、ビルマ、中国、コロンビアと世界各地を旅している。ただ、早稲田の探検部の出身ということもあり、バックパッカーの旅行記とはちょっと違うものがある。単なる旅行というよりも、探検・冒険として行われているものが多いのだ。UMAのムベンベを追いかけたり、中国で野人を探したり、コロンビアの危険地帯に潜入したり。とはいえ、現地の人々との温かい触れあいなどもあって、冒険と放浪の境目に位置する旅人かな、と思う。
いつまでも頑張れ、高野秀行!
★★★★☆
ご存知、青春物の大傑作「ワセダ三畳青春記」の著者による冒険記です。要は、野々村荘なる三畳一間の下宿にて、通常人とは異なる非日常的な日常生活を送っていた間、本業ともいうべき、海外冒険において、著者がどんなことをしていたかが綴られた本になります。実際、読んでみても、中国やアフリカに野人、怪獣を追っかけにいったり、南米に麻薬を試しにいったり、インドで無一文で放っぽり出されたり等々、しかも、間一髪で命が助かったことも数知れず、やはり破天荒なものでした。しかし、著者の生来の明るさのせいか、こういうことも平然と受け入れて、また次なる冒険に旅立って行く所が、その昔に忘れかけていた元気を取り戻してくれる不思議な本です。青春物、とりわけ「ワセダ~」のファンにはお奨めの1冊です。