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巨流アマゾンを遡れ (集英社文庫)

価格: ¥540
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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元本と違って写真が少ないのが残念 ★★★★☆
アマゾン川の河口から源流までをさかのぼる本。
もともとは,地球の歩き方・紀行ガイドとして出版されている。

元本と違って写真が少ないのが残念ではあるが,臨場感たっぷりに「旅」が描かれている。
これを読むと,ちゃんと英語を話せるようになって旅行に行きたいなぁと感じさせられる。
ただ,この人の文章は何故だか肌に合わないところがある。早めに慣れたいところ。
アマゾンの河口から源流への傑作紀行文。 ★★★★★
巨流アマゾンは河口幅320km、全長6770km、流域面積は南米大陸の4割という流域だ。アマゾンと言えば私には昭和57年(1982年)に読んだ「オーパ!」だったが、最近になって初めて本書の存在を知った。「オーパ!」はフィッシング紀行だが、本書は河口のベレンからマナウス、テフェ、タパチンガ、コロンビアのレティシア、ペルーのイキトス、クスコ、カイヨマまでの、人間との出会いの壮大な旅だ。旅の絶対必需品は、ハンモックとそれ用の縄と目の細かい蚊帳で、これらがないと地獄だ。それに寒暖気温差の対策に毛布が、また荷物が多ければ取られぬよう鎖と鍵も重要だ。水とトイレットペーパーもないと悲惨そのものだ。蚊の強襲が凄いので日本の蚊取り線香がmust。中国製とブラジル製では効き目が相当違うとか。そもそも本書の発端は、著者が早稲田大6年生の時に「地球の歩き方/フロンティア・シリーズ」の依頼があったそうな。しかし完成したそれは依頼意図に反し「旅行記」だった。原稿を見て困った出版社は「地球の歩き方・紀行ガイド アマゾンの船旅」という新シリーズで出版した。但し1冊で終わったという失敗シリーズに。しかし12年後の2003年に文庫として見事復活を果たした。最初に笑ったのは「恐怖のブランコ地獄」だ。大雨の悪天候で船は大揺れ、そして隣のハンモックとのリズム相違で大激突の描写だ。旅の先々でおかしな愉快なおじさん・おばさんとの遭遇や、アマゾン・ジャングルツアーや、想像を絶する蚊の大群に、本当に笑わせてくれる。流域の原住民のマヨルナ族、ヤグア族、クルブ族は何とも凄い。アマゾンと言えばピラーニャが定番で、他にもペーシュ・カショーロ、トクナレ、ドラドがあるが、何と言ってもピラルクーが最も魅力的だ。これについては本書にもたっぷり書いてくれているのが気に入った。
独特のオチが面白い! ★★★★☆
今まで高野秀行の作品を本書が初めてだったが、他のレビュアーが述べているように中毒性というか、どこか惹きこまれるような魅力があると思います。
アマゾン探査とかアマゾン流域を舞台にした書籍は数多く、今まで何冊か手にしてきたが、このように独特な試みをし、独特な観点から観点から描かれている高野氏の下りは非常に面白い。
先が読めそうで読めない下りを持ってくるところに高野氏独特の味があると思う。
オチがあるとでもいうのか。
著者自身が冒頭で断っているように、最後の標高5000m(?)くらいのところまでわざわざ出向いて、本当の意味でのアマゾンの源流からアマゾン川下りが可能であるかを検証しに行くという、一見馬鹿げた行動を本当に実行してしまう高野氏はやはり普通の人ではないのだろう。

普通の旅紀行とかに飽きている人にはうってつけの一冊となるでしょう!
紀行文 ★★★☆☆
この作者にしてはちょっとパワーが落ちる本作。作品の誕生のしかたが他と違うのでしょうがないのでしょうか。しかしながら旅好きの旅愁を揺らすこと間違いなしの本書。作者の目線はあくまで、その土地の人々と同じ高さにある。そして優しいからこそ、読者の心を捕まえるのでしょう。
旅好きであれば一読して得るものは多いと思います。
面白かった!! ★★★★★
ほかの方の旅行記の場合、その人独特の癖があるので、慣れるまで疲れることがあるけれど、
この本は最初からするすると読めました。
アマゾンの町の風景や、出会った人々などの描写がすごく上手で、自分が体験したみたいに楽しかったです。
そして、ところどころおかしくて、笑えました。
旅行記や旅行が好きな人には絶対読んで欲しい!