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天使の傷痕 (講談社文庫 に 1-1)

価格: ¥520
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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一冊で二度、美味しい。 ★★★★☆
このミステリーには2つの楽しみがあります。
ミステリーの謎を解く楽しみと
もうひとつは人間とは何かと考えさせられる楽しみ

ラストの言葉に「この人、仙人にじゃないのかな」と思いました。
何年も人間を見てきた仙人が戯れで小説を書いたら、新人賞を取ったと言われれば信じます。

こういう作品をまた書いて欲しいなと思います。
初期の作品は凄いの多くて、最近の作品は面白いんですが、テレビドラマ向けみたいです。
仙人もお金に弱いのかな。
社会派推理、もっと書いて ★★★★★
これを読んで、単なる殺人事件に終わらずその背後の社会問題をえぐり出す推理小説をもっと読みたいと思いました。ここでは読者は最後まで「天使」がなんのことだかわからずに読み進んでいきます。そして最後に明かされたのは・・・。
責任について考える ★★★★☆
 ミステリとしての骨格は大したことがない。「天使」という言葉、脅迫のネタは何かを巡って展開される物語はさほどの意外性もなく淡々としている。しかし本書が告発するものは、類書を絶した射程を秘しており、この一点だけで評価できる。それは、責任を引き受けるという、これだけのことを許さないような社会の制度、風潮、そして我々全員の弱さに対する重大な告発であり、本書がミステリとして書かれたことはさほど重要ではないのかもしれない。作者がこれだけの批判を内蔵させた作品を書けたのは時代というものだろうか。