スローライフ系お香エッセイ本
★★★☆☆
著者自身のお香の楽しみ方・お香への思い入れを綴ったエッセイと、ちょっとした雑学を紹介した一冊。
可愛らしいお香グッズや、贈り物としてのお香のラッピングアイディアなど、お香をおしゃれに楽しみたい+これからお香を始めてみたい人にオススメの本。
可愛いイラストが随所にちりばめられ、読みやすく分かりやすいです。
京都のお香屋さんのマップ付き(ただし、地図自体はかなり大雑把なので、実際行ってみたい人は下調べが必要かと思われます)
どこから読んでも楽しいお香の魅力満載!
★★★★☆
表紙が可愛い。最初から読まなくてもOK.
どこから読んでもお香の雑学と、身近な利用法・アイディア、
具体的な商品・お店情報が得られる本。
ちょっと手作りっぽく、イラストや写真でビジュアル。
薀蓄・お役立ち情報・作法・実用知識、色んな角度から利用できる。
何より、初心者もそれなりに知っている人も、楽しめる。
いつも傍らに置いておく便利帳、そんな気軽に楽しめるお香の本。
古めかしい伝統や難しいお作法の本ではなく、
生活の中のお香、香りの楽しみ方が、
それこそお料理に使うハーブのような感覚で表現されています。
お試しあれ!
お香の全て 芳しい香りの世界へようこそ
★★★★☆
時折部屋の中でお香を焚きます。特段珍しいことではなく、自然にそのような空間と香りを楽しみたい、というものでしょうか。日常の中で視覚も聴覚もそうですが、嗅覚というのも大切な感覚だと思っています。
本書は、そんなお香の香りの楽しみ方についての指南書のようなものといえるでしょう。筆者吉田揚子さんの可愛いイラストと優しい文章が、ビギナーを珍しい世界へといざなってくれます。
「気軽にたけるお香いろいろ」「香立て、香台いろいろ」「匂い袋、防虫香いろいろ」「印香、練香、香木いろいろ」「香炉、香合いろいろ」「お香まわりの楽しいグッズ」というカラーの頁には、実際の品が飾られていますので、じっくり眺めてお気に入りの逸品を揃えていく、というのも良いかもしれません。
伝統的なお香文化が伝わっている京都には、鳩居堂さん以外に結構いろいろなところでお香を購入することができます。92頁の「京都お香屋さんめぐり」に見開きで紹介してあり、地図と場所と電話番号が書かれていますので、一度お店に寄られてもいいでしょうね。百聞は一見にしかず、です。ましてお香は実際手に取ってみて初めて世界が広がるものですから。
108頁以下に「源氏香の魅力」と題して、組香の代表的な源氏香が紹介されています。香りの違いを嗅ぎ分けるだけでなく、源氏物語に当てはめる訳で、江戸時代(享保年間)の成立と言われていますが、教養も必要だったのですね。奥深いものです。
日本の香りが好きになります。
★★★★★
まず、表紙の可愛さが目を引きました。
ワクワクしながら本を開くと「ほっ!」とするような写真と、一つ一つ丁寧に描かれたイラストと説明文が興味をそそります。
今まで、お香というと仏事のお線香というイメージがありましたが、暮らしの中での色んな場面で気楽に取り入れられるという事がわかりました。
私は匂いに敏感で強い香りは苦手なので、お香のような優しくほのかに香るものの方が合っているのかもしれないので自分に合ったお香を探してみようかな?と思いました。
びっくりしたのは、香りを記憶して遊ぶ「香道」というゲームがある事!奥が深いです。
お香の歴史や楽しみ方は大変参考になります。
好きなアーティストのCDを聴きながら一気に読んでしまいました。
めくるたびにお香の香りに包まれるような安らぎを感じることが出来る一冊です。
皆さんにお薦めしたいと思います。