〜どうして規制されないのか不思議です〜2へ
★☆☆☆☆
私の感覚を「神経質」とか「過剰反応」とか思われるだけなら、他の人達の感覚が麻痺してしまっているだけだと思うのですが・・。まずこの作品は、アメリカでは「児童の性的側面が描かれている」という事で物議をかもし「発売中止」になっています。また深夜枠でアニメ化された際にも、当時の「札幌教頭児童買春事件」の影響を受け、幾つかの放送局は直前に放送中止を決めました。このアニメの関連商品を見ても、児童の身体を露出した絵柄や卑猥なポーズをさせた物が多く、「どうしてこんな作品が野放しになっているのか」甚だ疑問です。販売物の「自己肯定性」をただ鵜呑みにするのでなく、一人一人が「社会的影響に配慮した」正常な判断で排除していく事が必要な場合もあります。元々の掲載誌自体、他にもほとんど児童ポルノの域の「ロリコン」対象作品を掲載している「青年向け漫画誌」ですが、本作は実際の意図そのままでは出せないので、巧みな描き方で問題視されないよう逃げ道を作りながら、その実「子供の世界」を利用し児童から性的搾取をしていると同等の作品と思います。「子供に決して見せれない内容」なのに、大人の好奇心に都合のよい勝手な「子供像」を描き出し、児童の世界を侵害し利益を得ています。「早急な児童の大人化」は、悪意ある大人の犯罪であり、資本主義の病だと思います。こうした作品を肯定しようとする人達は、それぞれが「子供だった時の事」を思い出してほしいですね。あなたが子供だった時に、自分達をこんな風に描いてほしかったでしょうか・・?子供の頃、むしろ「大人」は恐い存在ですらあり、大人の男性に向けて性的アピールをするなど在り得ません。異性に関心を持つ以前ですらある人達に対して、私達大人はデリケートに、まだ「自分で自分を十分に守る事のできない人達を保護する」義務があります。「未成年者が社会的に保護されねばならない」のは、身体的にも精神的にも、生物的自然として必然性のある事なのです。子供がこうした描かれ方をすると、世の現実に不慣れな人達の中には、「児童の中に男性への性的アピールがある」と誤解する人達が出てきます。昔から児童に関心を持つ(精神病の類の)変質者はいたとされますが、こうした作品が「当たり前」のように扱われる事によって、元々正常でも、単純に影響を受け錯覚する人達が出てくる・・疑いなき悪影響が、あります。我々は「人間を守るための正しい規制」というものが、人類・社会の進歩に最も大切である事を思い起こさねばなりません。「児童を性的視点で見てはいけない、描いてもいけない」という、世間全体が断固とした姿勢を持たなければなりません。こんな物が平気で世の中に出回って・・私なら、すべての子供達に申し訳が立たない気がしますけど・・どう思われますでしょうか?この作品を社会的に排除していく、それぞれの皆さんの運動の高まりがある事を願います。
表紙について
★★★★☆
今回の表紙も前巻と同じくりんなのですが、髪の色が1巻表紙と違う気がします。
1巻では茶髪のような色ですが2巻は…
どんな色か説明しづらいですがとにかく違います。
あと、人気作になったからか、前巻には無かったカバー以外のカラーページは良かったのですが、本編にはカラーページの名残のページがあるのはいただけないです。
白黒に戻すかあるいはカラーに戻すかして欲しかったです。
内容ですが、りんの過去というよりもレイジの過去話でしたね。
確かに、ああいう事があっては、りんを過保護並み(それ以上?)になるのはわかりますが、何やらいずれあるかもしれない青木先生VSレイジの口論とかありそうな予感です。
いやその前にりんVSレイジか?それともりんVS宝院先生?
とにかく、宝院先生には頑張って欲しいです。
ちょっとネタバレ注意してください。
★★★★☆
ご存じ去年の秋に放送予定から二つの放送局が自重してしまったアニメの原作です。
それにちょうど去年の2月頃に本屋で見かけたのが切っ掛けでした。
最初第一巻の表紙絵を見たときやばい内容なのかな? と思いました。
しかし読んでいくいちに、核心お話にたどり着いたのが切っ掛けでこれを切っ掛けに
月刊誌コミックハイ! も買ってしまう程影響を受けた作品です。
肝心の第二巻の方では、りんちゃんの過去の話が収録されています。
そして九重秋と言う女性にたどり着く事になるのです。
そのお話がぐっときて何度もその描写を見ては描写をみてはの繰り返しで
本当にこうなっちゃうの? と言う気持ちになりました。
絵柄は確かにロリコンだとか言われても仕方がありませんが、偏見を捨てて
見ると核心の部分にたどり着くと思います。
内容は本当に面白いし感動すると思います。
今の教育問題を今作で改善するべき!!
★★★★★
『りん』や『レイジ』のように親の我が侭や死去して愛情に乏しい子供は沢山いる!!
そんな子供が問題を起こしたり不登校になったりするのは当たり前だと思います!!
何故、子供の胸の内を理解し認めてあげないのか・・・読んでいて今のゆとり教育に腹が立ちました!!
「親に何か言われるから」「子供にも個人情報がある」「学校に行けばいい子になって当たり前」
そんな矛盾が渦巻く環境でいい人間が育つ筈がない!!
学校ももっと強気で自分たちの教育方針に自信を持つべきだし、親の言う事に受身になってはいけない!!
親も自分勝手で我が侭な子育てで自分の意思を突き通さずに任せるべき!!無責任にも程がある!!!
親だけではありません!!『美々』のように教師に愚弄、罵倒されて傷ついた子供も沢山います!!
今作を読んで感じた事を踏まえ、大人に苦しめられている子供たちを助けてあげたいです!!
「オレがやな奴だったら子供は─」
★★★★★
一言で言うと、1巻以上にいわゆる「キャラ立ち」している。
夏休みの合間に語られる、九重の保護者・レイジの過去。
レイジがりんを大切にする背景には自分の冷たい家庭環境、
りんの母親であり自分の従姉妹である亡き秋さんへの愛があった。
他にも、作中の存在感を次第に増す厳格なお局様(でも美人)の白井先生、
青木先生に心を寄せ始める宝院先生など
大人同士の関係が占める比重が比較的大きくこれもこれで読み応えあり。
子どもに目を転じればレイジに一目惚れするや即座に失恋する宇佐の大妄想、
黒が九重に寄せる百合色全開の視線、青木先生に惚れては振り回す九重。
(宇佐って苦労人だよなあ…)
一方で大人と子どもの葛藤もお留守ではなく、
ベタ甘えの度が過ぎて青木先生に突き放され
今度は青木先生を無視する九重と青木先生の仲直りは説得力がある。
青木先生は子どもとケンカするときも遊ぶときも本気なんである。
だからこそ九重も仲直りできたのだろう。
それはそれとして宝院先生、自分の魅力に気付いてください!