社会的問題作品をボイコットする勇気を〜3
★☆☆☆☆
「娯楽」に弱い日本人・・しかし私達大人は同時に、一人一人が「社会的責任」を持ち合わせています(どんなに若い人であろうと)。小学生の子供を大人の性的好奇心に訴えかけるスタイルで描く事は、子供達を冒涜し、危険にさらします(「そうした視点を男性達の中に生み出す」事自体)。小学生というのは、ある程度成長して自分の意見を持ち、外部の圧力にも抵抗を示せる力のついたハイティーンの子供達とは全く違い、ずっと弱く、より守られねばならない存在です。「描く」だけだから問題がないと言われるでしょうか?近年の、小学校教諭による女子小中学生連続暴行事件、「子供に関心があった」と称する児童へのいたずら魔の減らない摘発その他・・彼らの自室に「その手」の出版物や映像があふれている事は想像に難くありません。そうした視点を「容認する事自体」許されないのです。作者の三十代後半の既婚女性(お子さんはない)と出版社・・金儲けだけに走り人間としての良識や道義心を失っています。自主規制頂くべきなのですが、何故気づかれないのか・・。作者の表現意欲は、もっと正常な、大人を描いた成熟したストーリーを描く事に向けてほしいですね。「子供社会」からの搾取で暴利を貪る事はやめてほしい・・。マイナーな陽の目を見ない物としてこうした類の創作物はありましたが、かつてはアニメにまでなり多くの人目に触れる状況では、黙っていてはいけないと思います。ちなみにこの漫画は、アメリカでは内容が問題視され事前に出版中止になりました(それが正常です)。また深夜枠のアニメ化の際にも、幾つかの放送局は当時の「札幌教頭児童買春事件」に配慮し、事前に放送中止を決定しました(それでよいのです)。成熟した男性は、同年代の女性と、対等のよい恋愛関係を育む事が一番望ましいです。しかしそれは個別性のある事で、現実の恋愛に関心のない人達がいる事は問題ではありません。ただ歪んだ欲望を、「対象外」であるべき低年齢の人達に向かわせる事は人の道に反します。そうした間違った好奇心を喚起させる「創作物」は、疑いなく社会悪の類に属します。エネルギーが現実の恋愛に向かわなくても、スポーツや、仕事や、もっとポジティブな事に活かす方法が幾らもあり、人は上手に自分をコントロールして暮らします。「子供に歪んだ関心を持つ」視点を、大人社会の中で許す事なく、創作物も含めて社会全体からボイコットする強い姿勢が必要です。
マジメでリアルな話
★★★★★
『こどものじかん』は「教師と生徒の恋愛」や小学生児童に対する性的な欲望を扱った作品などでは、けっしてない。
今の子どもたちは、昔と比べて恋愛や性に対して少し早熟になってきている(かもしれない)。
そんな子どもたちに、恋愛や性について何を教えなければならなくて、何を教えてはいけないのか。
大人と子どもとが互いに他を尊敬しあって付き合っていくために、大人は今何を考えなければならないのか。
そうしたことを、大人がマジメに考える機会を提供してくれるのが『こどものじかん』という漫画なのだ(と私は思う)。
と書くと、ちょっと硬すぎるかな。
もちろん、漫画として普通に面白い作品になっている。
人間関係を中心にしたストーリーは強弱のリズムがよくて、読んでいて引き込まれる。
これまではりんと青木先生が中心だったが、3巻では宝院先生や白井先生、レイジといった主人公をとりまく人々も動き出しそうな雰囲気になってきた。
今後の展開がますます楽しみである。
素晴らしい!!
★★★★★
どんどん面白くなっていきます!!特に今作ですが『りん』の言動に注目です!!
前はただの好きでした・・・しかし、3巻からは好きに「影」「光」が見え隠れします!!
男の子にまで変装して『青木先生』に抱き付こうとしたり、下校時間まで一緒に学校に居たり・・・
自分を認めてくれる先生といつも一緒に居たいと思う彼女の心情・・・
でも『青木先生』は生徒として彼女と接しようとします・・・
そんな態度に『りん』は自分が子供だから見てくれない、『青木先生』が大人だから相手にしない・・・
そんな彼女はいつも、先生の気を引こうと一所懸命・・・ついにはヒモパンを取らせたりします・・・
こんな彼女が私的にといても健気で可愛いんだけど影もある所がかなりツボでした・・・
今作は『りん』のあり得ない嫉妬のシーンまで見られます・・・『宝院先生』自重www
ちょっと中途半端
★★☆☆☆
絵が好きだから買ってみたけど
キャラはちょっと中途半端な感じ
これより「はなまる幼稚園」のほうがよっぽどいい
たぶん「はなまる幼稚園」を読んだから
この作品を一緒に比べてはいけないのかも
「親のない子はどうするんでしょうね…」
★★★★★
3巻での主役はもしかすると白井先生かも。生徒とのスキンシップや
言うことを聞かない生徒への接し方を巡って青木先生や宝院先生と
意見が分かれる中で、白井先生の背景が少しずつ見えて来るのが面白い。
厳格で笑わない白井先生が巻の最後で思わずさらけ出した人間味もステキ。
やっとこさ大人のパンチラが拝めるのもステキ(オイ)。
もっとも、名前が不明のベテラン先生が白井先生にかけた言葉は
はっきり言ってセクハラ、かなり大目に見ても余計な詮索だと思うけど。
他にも色々な人物の色々な側面に光が当たるのでどのページをめくってもハッとする。
特に、レイジのりんに対する愛情の暗い側面には
2巻で描かれたいきさつがあるので特にリアリティがあり、尚更はらはらしてしまう。
それはそれとして青木先生、あんた鈍すぎ!
そんでもって白井先生に萌えてないか?