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記号と事件―1972‐1990年の対話 (河出文庫)

価格: ¥1,260
カテゴリ: 文庫
ブランド: 河出書房新社
Amazon.co.jpで確認
文庫化に際して全面改訳とのこと ★★★★★
映画に関する部分は、映画好きにしかわからないでしょう。でも、それ以外では、ドゥルーズの思想がわかりやすく伝わってきます。気がつくと、25か所近くも付箋をつけていました。
訳者あとがきによると、今回の文庫化に際して、ほぼ完了したドゥルーズの著作群の和訳作業で出そろった訳語に合わせて改訳したり、文体を変えて改訳したりしたそうですから、単行本のものから訳文が大幅に変わっています。読みたい方はすぐに。
ドゥルーズ入門最良の書 ★★★★★
映画(『シネマ』及びゴダール)について、フーコーについて、スピノザについて、管理社会についてなど、それぞれドゥルーズが対話の中でわかりやすく答えており、ドゥルーズ全著作の中でも入門書としての価値は高い。とくに管理社会に関しては、ネグリなどの質問者を前に、指針となるべき認識を開示しており興味深い。ドゥルーズの関心を網羅する構成で、彼の全著作の地図としても使えるし、彼の他の大部の書より、むしろ表現の点で勝っているとさえ言える。現代の思想的課題、表象批判の限界の指摘(「私が興味をもっていたのは、代理=表象というよりも、むしろ集団による創造の方でした」と発言している)などは実に的確である。原題は「折衝」の意であるが、若いストーカーまがいのゴシップライターに明解に回答しているあたりは、日本の知識人に求められる姿だ。

追記:
ドゥルーズの生前に出版された表紙が顔写真の単行本が個人的には気に入っているのですが、文庫本こそテクストの連動を説くドゥルーズに相応しいのかもしれない。
ドゥルーズ入門、最良の書 ★★★★★
映画(『シネマ』及びゴダール)について、フーコーについて、スピノザについて、管理社会についてなど、それぞれドゥルーズが対話の中でわかりやすく答えており、ドゥルーズ全著作の中でも入門書としての価値は高い。とくに管理社会に関しては、ネグリなどの質問者を前に、指針となるべき認識を開示しており興味深い。ドゥルーズの関心を網羅する構成で、彼の全著作の地図としても使えるし、彼の他の大部の書より、むしろ表現の点で勝っているとさえ言える。現代の思想的課題、表象批判の限界の指摘(「私が興味をもっていたのは、代理=表象というよりも、むしろ集団による創造の方でした」と発言している)などは実に的確である。原題は「折衝」の意であるが、若いストーカーまがいのゴシップライターに明解に回答しているあたりは、日本の知識人に求められる姿だ。