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Steamin

価格: ¥1,357
カテゴリ: CD
ブランド: Prestige
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酔生夢死 ★★★★★
1956年に録音されたマラソンセッション四部作のひとつで1961年にリリースされた作品です。一連の作品のなかでは個人的に一番好きだ。
断トツに好きだ。というより、この大好きなジャンルの中でもとりわけ好き。僕の中では常に上位にいる。みんなはどうなのか?
何がいいって空気感だよね。この温かい霊気とも呼べる雰囲気はあまりに絶妙。最高に相性が良かったクインテットの最高の瞬間に思える。
二枚貝の内側のように艶やかなマイルスのミュートトランペット、たぎるような前衛性で驀進するトレーンのテナーサックス。二曲目で
素晴らしいソロ(委細構わない)を聴かせてくれるフィリー・ジョーのドラミングは、ダイナミズムに溢れながらも常にハードボイルドで
リリシズムに富んでる。そして遊び心溢れるのがガーランド。聴き手のツボをどうしたら刺激できるか知り尽くしてる。一を知った瞬間に
十を表現していた人。そして信じられないぐらいのドライヴ感を持ち、同時に弓弾きで既存にとらわれない独創性を見せつけたチェンバース。
最高だ。6曲すべてがこれ以上なくひきしまって洗練されてる。なだらかな曲線に、柔らかな丸みを帯びているんだ。その中に燃えたぎる情熱
と刺激がつまってる。別の連想の灯。。
それにしても、僕はこれを聴いてると何もしたくなくなる。なんか駄目になる(笑)。魔力。ずっと夢みてたくなる。それを知っててさもさ、
喉元過ぎればってやつで聴いちゃうのさ。だから一生夢みて暮らしてる。
結局マラソンセッションは全4作聴くべし ★★★★★
50年代後半、飛ぶ鳥を落とす勢いのマイルス・デイビス・クインテットが、とびっきりのジャズを聴かせてくれる一枚。スゥインギーなピアノにバックビートを効かせた変拍子のドラムスと歌うようなベースライン。そこに絡む「卵の殻の上を歩く」と形容されるマイスルの繊細なミュートトランペット。マイ・ファニーバレンタインに負けるとも劣らないリリカルな「飾りの付いた四輪馬車」。後半に出てくるコルトレーンの力強いテナーが好対照の妙をなす。スタイリスト(自己の演奏スタイルを確立したジャズジャイアント)のマイルスらしいお洒落な(気配りの利いたヒップな面も併せ持つ)作品。続くディジーガレスピーのソルトピーナッツは、うって変わって火の出るようなアップテンポ曲。見事な一体感を生み出すカルテットの乗りに乗った演奏が楽しい。その他の曲も渋いところがたくさん収められていて聴き応えは充分だ。マイルスデイビスカルテット1955の美味しさ満載のナイスプレイだ。ハードバップ全盛期のエキスを全て吸い取ったような勢いのある演奏だ。消費されずに現代まで約50年間生き続けているのも凄い。全く録音当時の艶が色あせていないと言うか、時の経過と共に輝きを増した感じだ。マイルス・デイビス・クインテットの名高いマラソンセッションから生まれたこの「スティーミン」は地味ながらもハードバップの本質を捉えた名盤だ。残念ながら、マラソンセション四作中一番人気は低い様だが、「クッキン」、「リラクシン」は聴いても、これをオミットするはジャズの大事な部分を見落とすことになって勿体無い。
有名な1956年10月のマラソン・セッション ★★★★★
1956年10月26日の有名なプレスティッジのマラソン・セッションで録音された4部作の一つ。

マイルスは不遇時代にめんどうを見てくれたプレスティッジにこの頃金銭的な不満を持っていて、それが原因でコロンビアと契約することになる。それが1956年のことでこの段階でマイルスはプレスティッジとの間にこの年のおしまいまでにLPにして4枚分作品を創ることを約束していた。これをわずか2日間で25曲、しかもほとんどがワン・テイクでOKという脅威のレコーデイングを行う。これが有名なプレスティッジでのマラソン・セッションで、プレスティッジ最後の4部作(クッキン・ワーキン・スティーミン・リラキシン)だ。

マイルスはプレスティッジに16枚のアルバムを残しているが、この時の充実度は他に例を見ない驚異的なものだったと言えるだろう。

面白いのはプレスティッジのその後の対応だ。これから益々マイルスの人気が上がることを予想したプレスティッジは、その録音を年に1枚という超スローペースで徐々に世に送り出したのだ。まず、『クッキン』を1957年に、次の『リラクシン』を1958年3月に、次の『ワーキン』を1960年2月に、最後の『スティーミン』を1961年9月に出したのだ。この戦略はハード・バップからモードへと移り変わるマイルスの傑作がコロンビアから出される中大成功をおさめたのだ。

マイルスだけでなくジョン・コルトレーンを語る場合においてもこの4部作は一つとして外せない大傑作なことは言うまでも無い。マイルスはこの時のレギュラー・クインテットを結成して約1年。特にジョン・コルトレーンの成長がこの4部作を不動のものとしている。これを聴かずして何を聴くのか、と言える作品だ。
1人で聴きたい夜に。 ★★★★★
"「Something I Dreamed Last Night」 なぜがマイルスがこの曲では1人で切々を歌い上げますが、聴く側も1人の時に誰にも邪魔されずに聴きたい1曲。"